山からの学び

リーダーの心得

八ヶ岳にグループで登られる方も多いと思います。リーダーやサブリーダーはグループの仲間を守るべく、以下のことを心がけて下さい。

計画書の作成とリスク回避

  • 登山届の書式で作成し、参加者と留守連絡先に説明しておく。登山届は登山口か各県の警察本部地域課に出す。
  • コースのランクや難易度を参加者に事前に説明し、参加の可否を自己責任で決定してもらいます。
  • コースのランクや難易度に合わせて山岳保険に加盟しましょう。
  • リーダーとサブリーダーは賠償保険加入をお勧めします。リーダーの判断ミスによる過失は責任を負います。

事前の準備と確認事項

  • 全員の安全管理を預るリーダーは全員の安全管理とリスク管理には毅然とした態度で臨みましょう。
  • 事前の下見で危険箇所、トイレ、昼食場所を決めておきます。
  • 緊急発生時に使えるルートを確認しておきましょう。
  • 参加者には登山コースや行程・スケジュールを分かりやすく地図を用いて説明します。
  • ストックの扱い、お互いの挨拶、登り優先ルールや山小屋でのマナーを確認しておきましょう。
  • 携帯電話やスマホ(沢の中や山麓の通信不能に注意)、医薬品・三角巾など、ロープやツエルト、GPS
  • 中止、順延の連絡方法を事前に決めておきましょう。
  • 皆で体をほぐしてから出発しましょう。到着後のストレッチも筋肉痛をやわらげます。
  • 雨天対策 実施、順延、中止の判断および連絡方法はあらかじめ来ておきます。
  • 20人を越える場合はサブリーダーを複数にします。

登山中の心得

  • 足の遅い人を2番手に据えて、トップはグループ全体の速さを決めよう。
  • 観点望気で雷雨や降雨の予測を、さらに土砂流出、落石、雪崩の危険予知を怠りなく。
  • 平均ペースでグループ登山ができないことを、グループの登山者に理解させます。
  • 土砂流出跡、落石跡、デブリ跡などの通過など。
  • 岩場、鎖場、梯子などの危険箇所の通過後も気を抜かない。
  • 岩場や危険箇所では三点支持を確実に行いましょう。
  • リーダーがグループ全体に気を配っています。
    サブリーダーは弱った人を見抜く、頑張り過ぎる人に注意するなど、リーダーをサポートして下さい。

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