山麓の暮らし

2016年4月3日

平成28年諏訪大社御柱祭・上社木落し

 初日の山出しに続き、4月3日の木落しを見るため、朝7時前に茅野市に入り会場へと急ぐ。

上社の本宮一之御柱はすでに宮川小学校の近くの坂上にあって、坂斜面は大勢の氏子で埋めつくされていた。

本宮一之御柱 木落し

御柱が落ちる坂下まで行き、迫力のある場面を撮影したかったが、氏子以外は入れなかった。

前に下社の木落しを見たときは着地点まで入れてもらえたので、同様に考えていたのだが甘かった。

桟敷席を予約していなかったことを悔やむ。

遠くから望める位置を探して、ようやくJR鉄橋付近に場所を確保する。

この場所からだと撮影には300mm以上の望遠が必要だったのだが、120mmしか持ってなかった。

木鑓、ラッパと太鼓、音頭に合わせての歓声が繰り返されるのを遠くから眺めているのは辛かったが、2時間ほど待った8時前ようやく白旗が揚がった。

御柱が坂にせり出し、柱の先が地に着くと滑り出した。メドデコ(V字状の角)の上に若衆が乗っていて、柱が傾きかけたが、メドデコと結んでいる左右の綱の調整で持ちこたえて滑り落ちた。

木落しは3分程のあっけないドラマであったが、前準備の2時間は多数の賓客の挨拶から始まったのだが、7年目ごとに行われる危険度の高い作業を、氏子が一体になるために必要な儀式だったのかもしれない。

下社の木落しから比較すると、坂の勾配は緩やかで、坂の長さも短いためか迫力に欠けていたが、初めて目にした上社の木落しが無事に終えたことにほっとした。

 

 

 

 

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