山からの学びと実行
「山からの学びと実行」とは?
塾長(青木興家)の長年に渡る登山経験から得た知恵集大成です。
登山計画編
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①登山計画を作る。
登山口に届提出と計画書は家内か山仲間にメール送付。 -
②地図を2つ持っていく。
2.5万分の1地形図と20万分の1地勢図を持参。 -
③早発ち、早着き。
夏は4時か5時に出発する。
登山編
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①稜線には遅くまでいない。
特に夏の稜線は午後になると雷の危険が増します。 -
②登りの足運び
支点の足は靴底全体を地面にフラットにおき、片足を引き上げるようにし、反動をつけない。歩幅と段差を大きく取らないで、一定の速度を心がける。 -
③1ピッチのサイクルは?
私は1ピッチを50分歩き10分休憩にしているが、多人数や初心者などがいる場合は30~40分歩き5分休憩の方が良い。 -
④むやみに休まない
最初の1ピッチでペースと休憩サイクルを決めよう。 -
⑤水は小まめに飲む
山で飲む水は控えめにと言われてきたが、最近の指導は小まめに多く飲むよう勧められている。 -
⑥互いの手首を
手で人を引きあげるときは握手でなくて、互いの手首をつかむこと。またスリングを用意し、手首を通して引きあげる方が安全。 -
⑦ペース配分は
大勢の人をリードする時は、遅い人を2番手に付けペースを合わせる。 -
⑧メンバーの平均速度ではない
足の遅い人のペースに合わせるため、早い人からは不満がでるが理解して貰おう。
マナー・エチケット編
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①ゴミは持ち帰る
果物の種、皮も。 -
②緊急きじ打ち用にテッシュは使わない。
非水溶性は厳禁、できれば回収しよう。 -
③ストック使用時はゴムキャップ着用
登山路と樹木が傷つき悲鳴をあげていることを知り、扱い慣れたらゴムキャップを着用しよう。 -
④ストックを使って人を引っ張り上げない。
抜けることがある。 -
⑤鳴りものに注意を払おう
ラジオやクマ鈴は目的外に使用しない、大勢の人が歩いている所は不要になる場合が多い。
リスク回避編
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①道に迷ったらわかる所まで引き返す。
登山道からケモノみちなどに入ると“違う”と感ずる、迷ったと思ったら直ぐに元点に引き返そう -
②樹木や地形は迷った際の目印になる。
特徴のある樹木や地形は覚えておこう -
③事故のトップは下降時に発生
降る技術は登りより難しい
下降は慎重に! -
④低体温症は命取りに
まず濡らさないこと、更に防風対策を。
登山を楽しもう!編
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①観察を楽しむ
ただ頂上を目指すだけでなく、周りの山々と自然を楽しもう。
山の記録をつけよう!編
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①山日記に行程記録をつける
ポケットに入る手帳に出発・到着時刻、場所、高度や周りの自然を記録しておこう。 -
②GPSを活用
「ルートナビ」を利用し目的地へ誘導、「軌跡ナビ」で道迷い時に元点に引き返す。そして歩いた所を記録する「軌跡データ」を利用しよう。 -
③ポイントの写真を撮ろう
デジタルカメラは撮影年月・時刻が記録されるので、手帳とともに行程記録に活用しよう。最近はGPS機能付きカメラでさらに便利に。