山麓の暮らし

2017年12月1日

夕陽に染まる八ヶ岳岩壁

私は、夕陽に染まる八ヶ岳東面の姿に馴染んでいる。
ある時、八ヶ岳西面からの夕照の山容が見たくなり、正月明けに信州の中山展望台に登ったことがある。
ここは八ヶ岳鉱泉から40分ほどの所で、阿弥陀岳、赤岳、横岳それに硫黄岳の山懐に囲まれた標高2400mの小ピークにある。
DSC_0382夕陽に染まる横岳そこからは2800~2900mに連なる西面の垂直岩壁を真正面に望め、かつ背後には夕日が沈む中央アルプスまで見通せる。

日没までの間、阿弥陀岳と赤岳は直ぐに日陰になってしまったが、日ノ岳から横岳に掛けての岩肌は、最初くすんだ茶色から黄色、
金色が加わっていき、日没寸前で強いオレンジ色に輝いた。
刻々と変わる彩色ショーを5時に日没まで30分間にわたって楽しんだ。

2017年12月1日 八ヶ岳ジャーナル紙「八ヶ岳・自然散策」に掲載DSC_0382夕陽に染まる横岳

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