2004年11月17日
枯露柿つくり
枯露柿の名称をこちらに移り住んでから知った。
新潟では吊るし柿と呼んでいたが、字面も聞こえも、こちらの方が良い。
この度、知りあいから百匁柿をたくさん頂いたのでわが家でも挑戦することにした。皮むきはヘタの周りは包丁で、他は皮むき器を使い、むき終わった柿は縄の撚りを戻してT字の小枝を挟み込んで軒下に吊るした。
TVでも塩山市の枯露柿作りが紹介されていて、紐に吊るして硫黄で燻し、北風で乾燥、陽にあてて甘さを増す。途中手で揉んで芯を軟らかくし、干し終えた後は簾の上に並べ形を整えて、正月に向けて出荷という流れだった。
わが家の柿は約1ヶ月間後に取り入れて、わらの中で粉を吹き出させて完了した。天然の甘味はこどもの頃の味を蘇らせてくれた。しかし孫たちが喜んだとは聞いていない。
写真は冬の陽に輝く柿暖簾と粉を吹いた枯露柿