山麓の暮らし

2013年12月26日

餅つき

_108毎年暮れに知人の加地さん宅で、数家族で餅つきを行っている。

欅の一木をくりぬいた臼と杵は地元で作られたもので、十日市場で買い求めたものという。

水を切ったもち米をセイロに入れ、薪を使ったかまどの上で蒸すが、八ヶ岳降ろしの気まぐれ風にめげずに火加減を担当してくれるのが酒井さん。これでほぼ時間通りに仕上がるが、最後の蒸し加減の決定は加地さんの奥さまの担当だ。

蒸した米を臼に入れた後2本の杵でつぶしこねるが、これが結構力がいる仕事だ。この後杵で打つ人と反し手が、呼吸をあわせてつきはじめる。返し手は手を湯で湿しながら、もちを折り畳むように中心に集めるが、手際よさが要求される。

餅つきは午前中に終わり、つきたてのお餅を、きな粉、あんこ、大根おろしでいただく。そして加地さんが秋に取っておいてくれたキノコがたくさん入った汁に舌鼓をうつ。

餅をつく方の私たちはこれで終わりだが、臼と杵を前の晩から水に浸したり、湯で温めたり、薪の準備、餅をいただくための準備など準備作業のほうが大変だ。今年のお正月もまた美味しいお餅をいただきながら、加地さんに感謝!!

 

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