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2015年7月28日

仙丈岳

南アルプスの女王と呼ばれている仙丈岳を訪ねた。
3000mの山に抱かれたカールと高山植物はいづれも氷河期に遺されたものとされているが、遥かなる昔に思いを馳せながら
この大きな颯爽とした女王の頂に立った。
翌日は引き続き向かいに連なる早川尾根を辿った。

登山記録

年月日 2015.7.28
天候 晴れ
コース 広河原-北沢峠-小仙丈岳-仙丈岳-馬ノ背ヒュッテ-藪沢-大平山荘
メンバー L青木、薮田、残間、高崎
行動時間
感想、他

野呂川沿いの南アルプス林道を通るたびに、深いV字谷からそびえる3000m級の山々の大きさと懐深さに驚かされるが、今回仙丈岳の頂に立ってみてさらに思いを深くした。
今回目にしたチングルマ、アオノツガザクラ、ミヤマムラサキは八ヶ岳に見ていないが、位置的に近いのに高さの違いからの差であろうか。

時刻 位置(標高m) バロm 記事 備考
4:50-5:05 芦安 乗合タクシーを利用、夜叉神で10分ほどゲートが開くのを待って広河原へ 北杜市から高速経由で69㎞
6:00-50 広河原 ここで市営バスに乗り換え、南アルプス林道を北沢峠に向かう
7:18-25 北沢峠 2001
8:20-25 休憩 2253 シラビソ、コメツガ林の中の広い尾根を登る
9:20-30 藪沢ノ頭(五合目) 2523 馬ノ背ヒュッテへの分岐点でもある
この手前はマルバタケブキの黄花が広がりみごとだった
9:55 六合目 2660 標高2540mでハイマツが現れた
⒑:45-55 小仙丈岳 2864m 2852 周りはガスがかかり展望できないが、時々甲斐駒ヶ岳と小太郎山のピークだけがのぞける
大きなカールを懐にした仙丈岳が迫ってきた
お花の種類が増えてきてウサギギク、イワギキョウ、トウヤクリンドウ、イワツメクサ、ミヤマツメクサが見られた、チングルマは花が終わり実を付けていた
小仙丈岳の左手は小仙丈沢カールで大仙丈沢カールは見えない
12:25-13:00 仙丈岳 3033m 3028 3000mの女王の頂に立った、山脈上は甲斐駒ヶ岳や仙塩尾根と峰続きなのだが、独立峰の趣がある
そして懐深い所に位置し、大きくそびえている
二等三角点
13:30-45 仙丈小屋 2890 カールの中に残雪があるためチングルマ、ハクサンイチゲ、アオノツガザクラが残っていた、今を盛りに咲いているのはコバノコゴメグサ、ヨツバシオガマ、クロクモソウ、シナノキンバイ、タカネヨモギ、ミヤマムラサキ
小屋下の沢沿いにはキバナシャクナゲ群生し花を付けていた
14:45 馬ノ背ヒュッテ 2647 馬ノ背ヒュッテを過ぎると藪沢コースの標識が現れた
15:40 雪渓 2340 この後で藪沢を左岸から右岸に移る
沢沿いコースが崩壊したため山道の迂回路を行く
17:05 大平山荘 1977 10数年前と変わらないたたずまいの山荘が懐かしかった、変わったのは土間が板敷になったことと優しかったお婆さんが居られなかったことだ

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