2018年11月5日(月)
大菩薩嶺
冠雪した富士山を大菩薩から眺めたいと思い訪れたが、長く続いていた秋晴れも今日までは続かず、富士山を目にすることができなかった。
年月日 | 2018.11.5 |
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天候 | 曇り |
コース | 上日川峠-福ちゃん荘-唐松尾根-大菩薩嶺-大菩薩峠-福ちゃん荘-上日川峠 |
メンバー | 薮田、残間、青木 |
行動時間 | |
感想、他 | 江戸時代までの青梅街道が大菩薩の賽ノ河原を通っていたと知り驚いた。標高1940mの峠越えは街道一の難所だったのだろう、明治になって鶏冠山の西にある柳沢峠1470mに付け替えられて、今の青梅街道・国道411号になっている。 |
時刻 | 位置(標高m) | バロm | 記事 | 備考 |
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6:00発 | 北杜市大泉町 | 車で一宮御坂ICから塩山、裂石経由で上日川峠に到着 | ||
7:20‐35 | 上日川峠(かみにっかわとうげ) | 1553 | 峠の駐車場に停めて、福ちゃん荘まで山道をたどる、ブナとミズナラの林の中の道はすっかり落葉したが、ここち良く歩ける | 福ちゃん荘までは山道に並行して車道もある |
8:10 | 福ちゃん荘 | 1704 | 福ちゃん荘に到着し、そこから唐松尾根に取付き、ミズナラ林のゆったりした道を登る | 公共のトイレが新設された |
9:10-20 | 休憩 | 1956 | 1時間ほど登り、いつの間にかトウヒとダケカンバの疎林にかわった、唐松尾根の名のカラマツを意識しない内に森林限界に近づいたようだ 傾斜がきつくなってロープが張られているが、手掛かり用でなく植物保護用の柵だった |
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9:35 | 雷岩 | 2039 | 稜線に出て左手の大菩薩嶺に向かう | |
9:40-10:00 | 大菩薩嶺 2056.3 | 2059 | 頂上に二等三角点と日本百名山・山梨百名山の標識があった 雷岩手前で森林限界を越えたと思ったが、頂上はコメツガやシラビソなどの針葉樹に覆われていて視界が利かなかった |
10月から衛星”みちびき”が運用されたが、私のGPSとの標高差は3mほどあった |
雷岩 | 雷岩に戻り富士山方向を見たが厚い雲に覆われていた、時々上日川ダムと福ちゃん荘の屋根の位置が確認できる | |||
10:25-35 | 2000米標識 | 2006 | ||
11:00 | 賽ノ河原 | 1940 | ここの小屋横に道があったが、江戸時代の青梅街道として賽ノ河原が大菩薩の峠越えの場所だったらしい 街道の難所だったことが偲ばれ、明治になって標高1500m弱の柳沢に道が付け替えられたという |
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11:10-15 | 親不知ノ頭 | 1959 | ここから大菩薩嶺を振り返ったが雲が切れなかった 足下に大菩薩峠の介山荘が見え、上日川ダムも望めたがこの横に現れるはずの富士山は隠れたままだった |
シカ食害調査ネットが張られていた |
11:40-12:20 | 大菩薩峠 | 1908 | 中里介山の碑を見て峠に到着、昨年小金沢山からここを経由したので、そこのルートとつながった 暖かい味噌こんにゃくを頂く |
上日川ダムの説明書きがあって、そこに揚水式発電所があって発電能力が160万KWあることを知った |
13:20-30 | 上日川峠 | 1590 | 福ちゃん荘経由で登山口に到着 | |
13:55-14:20 | 雲峰寺 | 裂石にある雲峰寺に立ち寄った、古刹で室町時代の本堂があり紅葉が見ごろだった 寺の周りのヒノキは檜皮が剥がされて幹は赤膚だった、本堂の檜皮葺きに使われるのだろうか |
境内にあった幹回り5mのエドヒガンも見ごたえがあった |