2020年8月4日(火)~5日(水)
甲武信ヶ岳・破風山・雁坂嶺
奥秩父にある甲武信ヶ岳、破風山、雁坂嶺を縦走した。
いづれも山梨百名山に選ばれているが、破風山(ハフサン)と雁坂嶺(カリサカレイ)は初めて訪れるのでコース選びに迷った。
当初雁坂峠経由のピストンを考えたが時間的に無理、雁坂小屋泊まりも荷の負担に耐えられないと思い、甲武信小屋泊の縦走コースにした。
同行を東京時代の山仲間の柳川さんにお願いした。彼は昨年日本300山を踏破している。
年月日 | 2020.8.4-5 |
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天候 | 初日;晴れのち曇り 2日目;晴れのち曇り一時雨 |
コース | 徳ちゃん新道-木賊山-甲武信小屋(泊)-甲武信ヶ岳-破風山-雁坂嶺-雁坂峠-西沢渓谷入口 2.5万図 金峰山、雁坂峠 |
メンバー | 柳川、青木 |
行動時間 | 初日:高度差1250m、7時間 2日目:10時間 休憩含む |
感想、他 | 初日の標高差1000m越えに不安を感じながらの登山になったが、案の定標高2000m付近から足がツッテしまい、休み休み登りながら、7時間掛けてようやく甲武信小屋にたどり着いた。 |
時刻 | 位置(標高m) | バロm | 記事 | 備考 |
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9:00 | 塩山駅 | 同行の柳川氏と塩山駅で落ち合う | ||
9:40-45 | 西沢渓谷入口駐車場 | 1108 | 国道140号の「道の駅みとみ」の先で右折してバス停横から左折して駐車場に到着 | |
10:15-20 | 徳ちゃん新道登山口 | 1154 | 駐車場から笛吹川左岸を進み、30分ほどでトイレのある広場に到着、そこに徳ちゃん新道の登山口がある 手前ヌク沢に近丸新道の登山口があるが手入れされていないようだ |
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11:30-40 | 休憩 | 1475 | 急坂続きで休憩、コメツガ林の左手に鶏冠山(トサカヤマ)が見え隠れする | |
12:20-40 | 昼食 | 1675 | この後シャクナゲ林が現れる | アズマシャクナゲ |
13:30-35 | 近丸新道と合流 | 1867 | 地形図の1869標高点で出合う | |
14:25 | . |
2045 | この頃から私の足がツッテ時々休憩する 梅雨などで1ヶ月半も登っていなかったツケが回ってきたようだ シャクナゲにダケカンバ、シラビソがが混じってきた |
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16:05 | 岩場 | 2365 | コメツツジとシャクナゲはほとんどが花びらを下に散らしていた | |
16:35-45 | 木賊山(トクサ)2468.6 | 2463 | 平らな道に突然三角点が現われ、木賊山の山頂に到着した ここから鶏冠山に連なる鶏冠尾根が派生しているが通行止めになっていた |
三等三角点 |
16:50 | 甲武信小屋 | 2364 | 昔からたたずまいが変わらない大きな小屋だが、玄関前のデッキと発電小屋が新しくなっていた 今日の宿泊者は3名だけと聞いて驚いた、やはり新型コロナウイルスの影響が出ている |
新型コロナウイルスの対策のためマスク着用とタオル2本持参を依頼されていた |
2日目 | . |
日の出5時前 朝食5:00 | ||
5:20 | 甲武信小屋 | 朝食後頂上を目指す | ||
5:45-55 | 甲武信ヶ岳頂上 | 2468 | 頂上からは奥秩父の国師岳、金峰山、小川山が見渡せ、黒金山と乾徳山の奥に富士山が霞んで見えた、北側に見える山塊は浅間山らしい | |
6:10-20 | 甲武信小屋 | 頂上往復後、破風山に向かって縦走を開始する 木賊山をバイパスするレベル道を行く |
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6:40 | 戸渡尾根コース分岐 | 2400 | 縦走路はここから破風山に向かって下降する、岩が露出していて、周りはオオシラビソがあるが展望がきく | |
7:20-30 | 破風山避難小屋手前鞍部 | 2141 | この付近はオオシラビソの立枯れが目立ち、北八ヶ岳の縞枯れに似ていた | |
破風山避難小屋 | 破風山への最低安部にあり、薪が軒下に積まれていて中にストーブがあった 小屋の周りはミヤコザサが広がり笹平の表示があった |
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8:45-9:00 | 破風山頂上 2317.7 | 2316 | 小屋からの登りは結構きつかったが何とか山頂に到着 | 三等三角点 |
9:25 | 東破風山 | 2281 | ここから最低鞍部に向かって急降下し登り返す | ハイマツをこの付近だけに目にしたような気がする、この縦走路は森林限界ぎりぎりの高さのようだ |
10:35-45 | 雁坂嶺 2289.2 | 2288 | 雁坂嶺ははっきりしたピークになっていないと思っていたが、独立峰として山梨百名山に選ばれた山だと実感した この登頂で山梨百名山の2つの山を登ることができた |
三等三角点 |
11:20-30 | 雁坂峠 | 2083 | 縦走路終点の雁坂峠に到着、秩父往還歴史の看板によると、ここは日本最古の峠で秩父霊場巡拝の道、江戸から大正にかけてのマユの交易の道とあった | |
12:30 | 第1渡渉 | 1729 | 峠から急斜面のジグザグ道を350mほど降った所に第1渡渉点が現れた 雁坂嶺からの小沢を飛び石伝いに横切る |
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13:15 | 第3渡渉 クツキリ沢 | 第2渡渉点は久渡沢本流を右岸から左岸に移り、このすぐ後にクツキリ沢を渡る | ||
13:30 | 第4渡渉 | 1393 | 最後の渡渉点には沢越しにロープが張られ、これを伝って越える このあと尾根を回りこむと舗装された林道が現れた、ここで雨に降られたがしばらくすると止んだ ここから駐車場までは長かった |
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15:20 | 西沢渓谷入口駐車場 | 1110 |