2017年12月3日
黒川山・鶏冠山 秩父多摩国立公園
青梅街道からの登山ルートには柳沢峠からと落合集落からとあるが、今回は出発点標高が300m低い落合集落からのルートを選んだ。
それでも頂上までの標高差は560mほどしかなく、しかも緩やかに同じ勾配の登山道が続いている登りやすい山だった。
岩峰の鶏冠山へは岩場を攀じるところがあったが大した緊張もなく登頂できた。
年月日 | 2017.12.3 |
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天候 | 快晴 |
コース | 落合(青梅街道)-横手峠-三角点-見晴台-鶏冠山-分岐-落合 |
メンバー | 薮田、俵、青木F、青木 |
行動時間 | |
感想、他 | この山の表記に国土地理院の地形図では「鶏冠山(黒川山)」、昭文社地図では「黒川・鶏冠山」、分県登山ガイド(山と渓谷社)は「黒川鶏冠山」それに山梨百名山ガイドブック(山梨日日新聞)では「黒川山・鶏冠山」とある。 |
時刻 | 位置(標高m) | バロm | 記事 | 備考 |
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6:00 発 | 北杜市大泉町 | 夜明け前の笠をかぶった富士山が色変わりしているのを見つつ出発 | ||
7:35-45 | 落合 | 1159 | 勝沼ICから国道411号線(青梅街道)経由で30km弱の位置にある落合から登り始める |
集落入口に「鶏冠山登山口」の標識がある |
沢沿いの道 | 集落からの沢沿いの登山道にはヒノキ・広葉樹が植林され、その苗木を食害から守るためシカ柵が張り巡らされていた | |||
8:10 | 尾根に取付く | 1299 | 尾根道は稜線から外れて、左斜面に切られた緩やかなミズナラ林の中を行く | |
9:00-10 | 分岐 | 1495 | 道が左右に分かれる分岐点でどちらからも頂上に行けるが、私たちは反時計回りで周遊することにし、右手の横手峠を目指すことにする | |
9:15 | 横手峠 | 1553 | 柳沢峠コースとここで出会う、付近は水源かん養保安林で登山標識に東京都水道局の表示があるので水源の整備を東京都が行っているようだ ここからの道もモミ林のなかの緩やかな登りが続く |
現地の標識は「横手山峠」とあるが昭文社の地図に従った |
10:05-10 | 黒川山 1710.1 | 緩やかな登りの終点に「鶏冠山(黒川山)東京都水道局」の登山標識が現れ、直ぐ上にある三角点を鶏冠山としていた この記録ではここを黒川山として扱った 三角点を確認後西側にある見晴台に向かう |
ここの登山標識は三角点がある所を「鶏冠山(黒川山)」とし、その北の岩峰を「鶏冠神社」としている | |
10:20-11:00 | 見晴台 | 1716 | 最高峰の見晴台は岩峰のため視界が効いて、北側に秩父連嶺、西側に南アルプス、南側に大菩薩嶺と富士山が望めた ゆっくり昼食を取った後先ほどの登山標識まで引き返し、北の岩峰・鶏冠山に向かう |
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11:20-40 | 鶏冠山 | 少しくだった所から、岩場を攀じって行くと赤い祠がある鶏冠山に到着 頂上は鋭い岩峰の上にあり岩壁は深い谷に落ち込んでいて下まで見通せない、鶏冠山の名はきっとこの鋭い形を鶏冠(とさか)に見立てたのだろう 山梨百名山の標識とともに記念撮影して、同じを岩場を伝って引き返し、新しい道から分岐を目指して降る |
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12:25-30 | 分岐 | 1500 | 分岐までの道も腹を捲いた緩やかな道で落葉溜まりを踏みしめる音が心地よい 分岐からは登りと同じ道を辿る |
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13:20 | 落合 | 1178 | 零下2℃、朝霜を踏んで出発したが、日中は暖かい日差しのもとでのハイキングになって無事下山 |
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落合は4~5軒の小さな集落で、奥にある登山口から登り始める
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沢沿いの道に新たに植栽されたヒノキの苗木があって、シカ柵に保護されている
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植林地を外れると、ミズナラ林の尾根に取付く
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尾根道は稜線下に切られ落葉だまりの緩やかな登りで歩きやすい
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標高1500mで左右に道が分かれ、どちらからも山頂に行けるが反時計回りで周遊することにして横手峠に向かう
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3抱えもあるミズナラの巨木
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横手峠に到着、ここで柳沢峠コースと出会う ここの標識は横手山峠とある
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ようやくピークを目にした、見晴台から続く峰のようだ
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横手山にもミズナラの大木が目立って多い
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峠からの道も稜線を外した緩やかな登りの道だ
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この辺りは水源かん養保安林に指定されて、モミの林になっている
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緩やかな登りの終点に鶏冠山(黒川山)の標識が現れた、この後方上に三角点がある
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黒川山頂上にある三等三角点(1710.1)
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先ほどの標識から左手に入った所が1716mの見晴台で大菩薩嶺と富士山を展望
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見晴台の北方に広がる秩父の連嶺が広がる、山名を入れてみたが自信はない
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見晴台から引き返し、先ほどの標識にある鶏冠神社側に向かうと岩峰を目にした
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鶏冠山へはこのような岩登りもあったがが、すぐに山頂に到着できた
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岩峰上に祠があって、山梨百名山の標識に鶏冠山(黒川山)と表示されていた
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山頂の横は岩壁が深く谷間に切れ落ちていた、この姿が鶏冠(とさか)に見えたのだろうか
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ここからも富士山を望めた、朝出掛けに見えていた笠雲が消えた