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2016年6月11日~12日

飯豊連峰 朳差岳(えぶりさしだけ)

飯豊連峰の北端の雄である朳差岳に登った。飯豊には毎年のように訪れているが、朳差岳にはなぜか間があいてしまっていた。 
山日記を調べたら1995年5月の連休に西俣尾根(現在廃道化)経由で訪れていて、およそ20年ぶりだった。 
当時の朳差小屋はカマボコ型だったと記憶している。

登山記録

年月日 2016.6.11-12
天候
コース 足ノ松尾根-頼母木小屋-朳差岳-足ノ松尾根
メンバー 佐々木 満、亀谷和美、青木興家
行動時間
感想、他

今回訪れた目的はハクサンイチゲの群落を見ることだったが、 すでに花の盛期を過ぎていて、期待通りではなかった。年々積雪量が減り、初夏の残雪面積も小さくなっていると感じているが、そのため花期が早まり、群落も小さくなっているようだ。

時刻 位置(標高m) バロm 記事 備考
6:30 新潟市から乗用車発
7:50-8:05 奥胎内ヒュッテ 394 ヒュッテ手前の林道にたくさんの車が駐車してあり驚いたが、 奥胎内ダム工事に携わる人たちのものが多かったようだ
登山口までのシャトルバスは7月2日開通で、ここから3kmほどを歩く
奥胎内ダム工事期間はH14~31年までと表示されていた
8:55-9:05 足ノ松尾根登山口 480 登山口に入るとみごとなブナ林が広がり、しばらく散策したい雰囲気だが、いきなり急坂のとりつきになった 登山者ポストが設置されている
10:25-35 姫子ノ峰 781 峰の手前に痩せ尾根の岩場があってロープが張られている
この峰は人名のような名称だが、姫小松(キタゴヨウ)が多いことからの名付けだろうか?
胎内尾根の二ツ峰が見えてきた
11:45-12:15 滝見場 932 足ノ松沢にある滝が足下に見えるところで昼食
12:55-13:05 ヒドノ峰 1065 尾根の窪みに残雪があって、周りにはサンカヨウ、カタクリ、ショウジョウバカマ、シラネアオイ、イワカガミ、イワウチワが咲いていた
また残雪上におびただしいほどのブナの実があり、尾根上にも多く見られので昨秋はブナの豊作年だったようだ
ブナは6年前後ごとに豊作年を迎え、1㎡あたり数百から数千個の実を落とすという
14:00-15 イチジ峰 1269 森林限界を越えたため強い陽ざしがふりそそぎ、暑さと重荷が身に応えて休憩を繰り返す
鉾立峰が見えてきた
15:30-50 大石山1562m 1557 ようやく稜線に達し、頼母木(たもぎ)小屋に向かう
16:10-20 次のピーク1567m 1566 ここはハクサンイチゲの群落地だが花の盛期を過ぎていた
今年は積雪量が少なかったのでタイミングを早めたのだが、それでも間に合わなかった
16:40 頼母木小屋着1626m 1625 管理人不在で水道が引かれていないため、東俣川源流部まで 水汲みに行かなければならなかった、佐々木さんにお願い
同宿は6人組、2人組
3:30起床-4:30出発 頼母木小屋 1602 夜半に雨が降ったが朝陽が見られた
5:25-30 大石山1562m 1564 荷を置いて鉾立峰に向かい、1420mの最低鞍部まで一気に下降
ハクサンチドリに混じってウズラバハクサンチドリも目立つ
鞍部からは鉾立峰への登り返しは150mの標高差がある
タカネナナカマドの白花にウラジロヨウラク、サラサドウダン、ベニサラサドウダンの紅花が競う
6:25-35 鉾立峰1573m 1575 チシマザサが枯れている所があり、近くに花が見られた
頂上にギフチョウが数頭乱舞していた、こんな高さまで上がってきていることに驚く
モウソウ竹60年マダケは120年に一度花を付けるという チシマザサの花を飯豊で何回か見ているが何年毎?
6:55 藤島 玄顕彰碑 1580 飯豊登山の先達で飯豊の地図、ガイドブックを著し、私達は昭和40年代の登山でその世話になった
7:10-20 朳差岳1636.4m 1636 飯豊連峰の北端の頂上から地神山、門内岳、北股岳それに飯豊本山を望み、主稜から派生している山々からも目が離れなかった
7:35-8:00 長者平 1605 朳差岳頂上から北東に行った所に8個ほどの小さな池塘がある
池にはカエルがあふれるほど居て卵もあったが 残雪がないためか干上がった池もあった
池の周りにはイワイチョウが咲いていた
飯豊の先達 高橋千代吉の顕彰碑がある
8:20 朳差岳発
9:50-10:00 大石山
11:10-20 ヒドノ峰 残雪上で暑さをしのいで休憩
11:45-12:00 滝見場 昼食
13:05-20 姫子ノ峰
14:25 登山口
14:40-15:00 水場
15:35-45 奥胎内ヒュッテ ボイラー故障で風呂に入れず、夏井にあるロイヤル胎内パークホテルの温泉に入って帰宅

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