登山登録

2018年6月7日~8日

飯豊・石転ビ沢-梶川尾根(1)

 今年も飯豊(イイデ)に足を運ぶことができた。
今回は石転ビ(イシコロビ)沢の雪渓を登って、梅花皮(カイラギ)小屋に宿泊後、
北股岳・門内岳(モンナイ)・扇ノ地紙(オウギノジガミ)経由で梶川尾根を下降した。
当初は門内岳から入リ門内沢の雪渓下降も考えていたが、堅雪の急斜面の下降に自信がなくなり尾根を選んだ。
 稜線上には思ったより多くのお花が咲いていて、できるだけ多く紹介したいと思い2日に分けて登山記録をまとめ、
お花は初日と2日目をまとめて(2)に記載した。

登山記録

年月日 2018.6.7
天候 晴れ
コース 飯豊温泉-石転ビ沢-梅花皮小屋-北股岳-梶川尾根
メンバー 佐々木、青木
行動時間 飯豊温泉~梅花皮小屋 7時間55分
感想、他

 2014年6月に入リ門内沢に入谷して以来の雪渓登りになった。(この時は1550mで断念した)
6月の日が長くかつ梅雨前の晴れ日、さらに夏シュラフ持参で登ることが今年喜寿を迎えた私の条件だった。
今回がおそらくが飯豊オフシーズン登山の最後になるだろうとの思いで取り組んだ。
石転ビ沢の45度の急斜面はなんとか10本爪アイゼンを付けて、8時間で登り切ったが、梶川尾根の降りでは残雪で滑ったり、転んだりで苦労した。
同行してくれた佐々木さんのおかげで、青春時代から登り続けてきた飯豊の山々の思い出を噛みしめながら、無事下山できた。

時刻 位置(標高m) バロm 記事 備考
5:30 新潟市発 乗用車利用
7:00-10 飯豊温泉 425 ゲート前の駐車場横に新しく立派な登山届所が作られた
7:30 温身平(ヌクミタイラ) 452 ここで林道から山道にかわった
8:20-30 下ツブテ石上部の小沢 584 この付近は左岸の垂直斜面に付けられたヘツリ道で所どころ崩れていて足場が消えていた、そこに張られたロープも切れたまままで、ヘツリ道は上ツブテ石の先まで続いた
小沢は上流部で雪崩れたためか濁っていた
9:35-45 梶川出合 705 梶川が左岸道を横切って出合う,その手前で梅花皮沢の雪渓に乗り移る
雪渓のまっすぐ奥に入(イ)リ門内沢が見通せ、支流の梶川奥にも梶川尾根を見通せた
10:20 石転ビ沢出合手前 845 左手から石転ビ沢、右手から入リ門内沢が合流していて、両沢源頭部の稜線が見え、右手には門内小屋が確認できた
ここでアイゼンを付ける
10:40-11:00 石転ビ沢入口大石 894 大石の根元にショウジョウバカマが咲いていた、ここで昼食を取る
ここから梅花皮小屋が見えた
11:40-45 休憩 1068 顔をよぎって行く風は生暖かいが強い風のため体感温度が下がりヤッケを着こむ、足元の雪渓はクサッテいないためアイゼンツアッケがほどよく効いて登りやすい
12:10-15 クレバス 休憩 1180 右岸側に大きなクレバスが口を開けていて、ここから少しづつ勾配が急になってきた
13:20-25 休憩 1479 左岸から支流の北股沢が入り込んでいた
雪渓上に落石が広く散乱していて、右手北股岳よりの岩壁から崩れ落ちたものだ
GPSグラフではここから最大傾斜に入り小屋手前まで続いた
14:00 急傾斜 この付近に、中ノ島と呼んでいた草付きがあったのだが、すっかり雪に埋もれて見当たらない
さらに勾配が増して、最大傾斜45度の雪壁になったが10本爪アイゼンは威力を発揮して垂直に登ることができた
14:40梅花皮小屋が真上に見えた
15:30 梅花皮小屋 1850m 1851 石転ビ沢源頭部の雪渓切れ目にシラネアオイが咲いて出迎えてくれた
梅花皮小屋はハクサンイチゲの大群生に囲まれ、ミヤマキンバイ、ハクサンコザクラ、シラネアオイの花々に飾られていた
夕食後も大日岳や北股岳の夕照の姿を楽しむことができた
清水はいつもよりチョロチョロだったが使えた、管理人不在のためバイオトイレは使えなかった

登山マップ

地図

写真

登山登録

年代別

2024年

2023年

2022年

2021年

2020年

2019年

2018年

2017年

2016年

2015年

2014年

2013年

2012年

2011年

2010年

2009年

2008年

2007年

2006年

2005年

山別

八ヶ岳南部

八ヶ岳北部

八ヶ岳周辺

南アルプス

富士山周辺

飯豊と日本海側の山

秩父・大菩薩山系

その他