2019年9月20日(金)
小さな分水嶺がある笠取山に登る
笠取山に登って『小さな分水嶺』があることを知った。ここから分水された水は、富士川・多摩川・荒川の三川に注ぐと説明書きがあった。
今回登った広川沿いコースがそのうちの一つ笛吹川・富士川だった。
年月日 | 2019.9.20 |
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天候 | 曇り |
コース | 広瀬ダム-広川-雁峠-小さな分水嶺-笠取山 (ピストン) 2.5万図 雁坂峠 |
メンバー | |
行動時間 | 7時間20分(休憩含む) 沿面距離16.9㎞ |
感想、他 | 広川のコースは雁峠まで沢沿いをたどり、終始沢音を聞きながらの登山になった。水量が豊富な割に、砂防堰堤などがなく自然のままの沢が残されていて尾根歩きとは違った景色を楽しめた。 |
時刻 | 位置(標高m) | バロm | 記事 | 備考 |
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5:45 | 北杜市大泉町 | 甲府昭和IC-国道140号線で広瀬ダム-広瀬集落から林道に入り、500mほどでゲートに到着 | ||
6:05-15 | 林道ゲート | 1121 | ゲートには私有地で立入り禁止とあるが奥は県の治山路になっていて、さらに雁峠の登山標識があるので登山路として認められている | ゲート前の幅広い所に駐車 |
6:55 | 丸太橋 | 林道の左右の斜面は峰上までヒノキとカラマツの植栽地になっていて、途中に林業用の小屋がいくつか現れた 車が渡れるような丸太組の橋を左岸から右岸へ移る |
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7:05-10 | 小屋・雁峠の標識 | 1300 | 広川右岸から左岸に移る所に最後の小屋があって、雁峠への登山標識が初めて現れた | |
8:00 | 沢渡渉点 | 1506 | その後も川沿いに林道が続いた、ここで左岸から右岸に飛び石を伝って移る | 林道が一旦途切れた |
8:10-20 | 「広瀬-雁峠」の標識 | 1504 | この手前に川は二股に別れ、右沢沿いの登山路に入る、水量が二分されたため半分に減った | |
8:55 | 沢から尾根に取付く | 1713 | 小沢が幾筋かに別れ扇状に広がり始めた、カエデ類に陽が射してきて明るくなった、そして峠への登りが始まった | 熊出没の看板も見られる |
9:15-25 | 雁峠 | 1778 | 広い笹原にベンチが据えられていて、左手へは雁坂峠・燕山 右手へは笠取山・雲取山の標識があり、ここで初めて笠取山の名前が現れた 右手に進んですぐの所に小屋が現れ、雁峠小屋とあるが廃屋に近いようだ |
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9:30-40 | 小さな分水嶺 | 1840 | 東に降った雨は荒川に、西に降った雨は笛吹川・富士川へ、南に降った雨は奥多摩湖・多摩川へと三方の分水嶺になっている あたりは草原状でマルバタケブキの残り花が見られた |
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10:05-40 | 笠取山山頂 | 1950 | 小さな分水嶺から少し下ったあと、最後の登りは急坂の本格的な登山路となった 山梨百名山の標識がある山頂に到着、雲のため展望がきかなかった 早めの昼食を取って同じコースを引き返す |
山梨百名山の標識がある所より隣のピークが6mほど高かった |
11:15 | 雁峠 | 1784 | ||
11:50-12:00 | 沢二股 | 1547 | 帰りに二俣を良く見たら登った右沢よりも、左沢の沢底が低く、古札山からの方が本流と分かった そして流れの中に砂金のような光るものが見えた |
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12:40-50 | 小屋・雁峠標識 | 1303 | 久方ぶりに水量の多い沢音に耳を澄ませながら、ゆっくり休憩する | |
13:30 | 林道ゲート | 1122 | 帰りに広瀬湖に立ち寄って、今回歩いた広川がここに流れ込み、笛吹川、富士川となることを確認した |
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国道140号の鶏冠荘よこから林道に入り500mほどでゲート到着、右横から林道に入る
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丸太を束ねた橋を渡り左岸から右岸に移る
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林道沿いにいくつかの林業用の小屋があったが、最後の小屋の所に初めて「雁峠」の登山標識が現れた
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最後の小屋からも林道が続いたが、ここで初めて沢を渡渉する
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沢が二股に分かれて右手の沢沿いの道へ渡渉する、水量はどちらの沢も同じようだが、左手の沢床が低かったので左が本流のようだ
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ここから本格的な登山道に入ったようだが、沢沿いの道は変わらない
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源流部に近づいたのだろう、沢が筋状に広がり、広葉樹の森に陽が射してきた
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笹原が広がり、雁峠が近い
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雁峠に到着
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雁峠の標識と縦走路の標識、左雁坂峠・燕山 右笠取山・雲取山
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小さな分水嶺、標石に「富士川」ここから前方へと進む
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小さな分水嶺の説明、富士川・多摩川・荒川の分水嶺
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登山路が分水嶺になっていて、右手が笛吹川・富士川へ、左手へは多摩川に流れる
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笠取山を望む
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防火線の中の登山路は直登で笠取山の山頂まで
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山梨百名山
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山梨百名山のピークの奥に少し高めのピークが見えたので行ってみた
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咲いているお花は少なく、ヤマトリカブトが目立った
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広川は水量が多いが人工物が少なく自然のままの流れが維持されていて、久方ぶりに水景色を堪能した
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水量の多い広川の流れは広瀬ダムに流れ込み、笛吹川になる