2016年7月21日
鋸岳 (六合目小屋~第一高点~角兵衛沢)
鋸岳は八ヶ岳南麓に居を構えてから15年間いつも目にしていて、何時か登ろうと心に決めていた山である。
今年あたりが年齢から最後のチャンスと考えていたが、今回長年のパートナーの佐々木氏とともに登ることができ念願がかなえられた。
年月日 | 2016.7.21 |
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天候 | 晴れ |
コース | 六合目小屋-三ツ頭-第2高点-鋸岳(第3高点)-角兵衛沢-戸台川 |
メンバー | 佐々木 満 青木興家 |
行動時間 | |
感想、他 | GPS軌跡のグラフを見て再認識したのだが、文字通り鋸の刃を登下降するような異形の山だった。 |
時刻 | 位置(標高m) | バロm | 記事 | 備考 |
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5:00 | 六合目小屋 | 4時起床、朝食後5時に8人パーティーより一足先に小屋を出る | ||
6:20-25 | 烏帽子岳2594m | 2599 | 三ツ頭から烏帽子岳へは間違いやすい所として注意していたのだが、踏み跡に導かれていつの間にか烏帽子岳に到着してしまった 頂稜から外れてしまい三ツ頭の標識を見逃してしまった |
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7:15 | 熊ノ穴沢ノ頭 | 2624 | いつの間にか通過 | |
7:30-40 | 中ノ川乗越 | 2541 | 最低鞍部から第二高点に向かって登るガレ場が見渡せて、そのギャップに驚かされる | 最低鞍部は2494m 7:53に通過 |
8:05 | 草付き | 最低鞍部から垂直の岩壁下のガレ場を登り、草付きを進む 草付きでは新鮮な花を付けたタカネビランジの群生が迎えてくれた |
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8:35-45 | 第二高点 | 2680 | 岩稜を上がると鉄剣のある第二高点だった、次の第三、第一高点は雲に覆われて見えなかった ここから戻るように南西寄りに回りこみ、途中からガレ沢を目指して右手に急坂を下降する 途中大ギャップが見えて、そこにクサリが吊るされていた、かってはこちらのコースが使われていたのだろうか |
第二高点から大ギャップ経由で第三高点への通過は不能とされているが地形図に破線があるので要注意 |
9:05 | 大ギャップからのガレ沢 | 2723 | ガレ沢を越して崖下の岩棚を行き、バンドを横切る ルンゼ(急峻の岩溝)に入ると鹿窓が見えてきた、アンザイレンしているパーティーが居るルンゼは落石が頻発したため、左の岩肌を三点支持で登って先行させてもらう |
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9:40 | 鹿窓 | 2640 | 鹿窓は岩をくりぬいたようなところだが、鹿が県境を行き来しているのだろうか 鹿窓を越して第三高点へ取付くところがV字のギャップになっていて、長いクサリで下降したあと登攀用のクサリを使って登り返す |
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10:25-35 | 第一高点(鋸岳)2685m | 2690 | ついに鋸岳の頂上に立つことができた、パートナーの佐々木氏に感謝して固い握手! | 核心部で初めて登山標識を見た、山梨百名山の標識は見えなかった |
10:50-11:00 | 角兵衛沢ノコル | 2568 | 第一高点から急坂を15分ほど下った所が狭いコルで角兵衛沢の入口だった、標識はもちろんないがゴーロ上に踏み跡らしき様子がうかがえた | |
12:00-15 | 昼食 | 2208 | 沢上部は急勾配でゴーロが踏み固まっていないため、一足降ろすたびに大きな石とともにズルズルと滑り落ちる | |
12:50 | 大岩下の岩小屋付近 | 2040 | この付近に水場があるらしいが通り過ぎる | |
14:35-45 | 戸台川河原 | 1342 | 戸台川を渡渉し左岸を行く 途中のダムで右岸に移り車道を行く、車道は寸断されている所があった |
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17:30 | 戸台河原登山口 | 1017 | 佐々木氏が先行して、戸台大橋からここまで車を乗り入れてくれたおかげで40分短縮できた | 登山口は広い駐車場になっているため、1台ここまで入れておくべきだった |