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2021年4月20日(火)

大蔵経寺山 

 甲府の市街地に隣接している大蔵経寺山(だいぞうきょうじ)を訪ねた。
標高は715.6mだが、実際の標高差は400mほどのハイキングコースだった。麓にある大蔵経寺から登って、山梨岡神社へ下る予定だったが、標高597m地点からの分岐道はみつけることができず、その西にある登山道も廃道だった。
どちらも2.5万図に破線の徒歩道が示され、かつ地元のガイドマップにも山梨岡神社へのルートとして明示されていたのだが?
登山口にもどったあと車で山梨岡神社を訪ねたが、こちらにも登山標識はなかった。

登山記録

年月日 2021.4.20
天候 快晴
コース 大蔵経寺-山神宮-大蔵経寺山頂上-山梨岡神社と大蔵経寺との中間尾根-展望台-大蔵経寺 地形図:石和
メンバー
行動時間 所要時間:4時間(休憩含む)  沿面距離:6㎞
感想、他

 山頂に近づくにつれマルバアオダモの白花が多くなって見頃を迎えていた、周りの木々も芽吹きから新緑へ移行中で優しさあふれる森の中の散歩が心地よかった。
山中でフジの花を目にしたが、藤棚に咲いていたとはいえ山梨岡神社の古木のフジは見事な花盛りで見応えがあった。
またこの神社裏が寂蓮法師の歌にある山梨岡だとされ、当時ヤマナシが群生していたとされる。梨花が咲きだす時期にあたり想いだけで往時をしのんだ。

時刻 位置(標高m) バロm 記事 備考
5:50 北杜市発 湯村温泉経由で愛宕トンネルを抜け青梅街道(国道140号)を行き石和温泉駅付近を左折して大蔵経寺に到着
7:00-10 大蔵経寺駐車場 307 お寺の西寄りの道を上った所に大きな駐車場があった
車道にあるフェンス扉から入り登山を開始、舗装されている軽車道を行く、フジが花をつけていた
軽車道は2.5万図で実線で示される
7:35 山神宮への分岐点 411 軽車道は右手へ、ここで分かれて左手の山神宮への徒歩道を行く
7:45-55 山神宮 419 神社の正面に回り込んだら、はるか下から長い石段が上がってきていて、登り切った所に古い石灯籠があった、文政元年の銘を読めた
お参り後右手に戻って神社裏の尾根に取り付く
8:05 積石塚古墳 人工的に積石をしたように見えないが、多くの石が転がっていて古墳の看板がなければ見過ごしそうだ
8:10 石切場跡 522 広場の入口に枕木が散乱していたので、ここが石切場と思われる
8:20 甲府盆地一望 566 石切場から少し上がったところから甲府盆地が一望できた
標高600mから尾根が広く緩やかになって、マルバアオダモが多くなった
8:55-9:10 大蔵経寺頂上 715.6 722 頂上の北側は桧植栽林が拡がっていて展望がなくかつ暗い
南側も雑木林にさえぎられているが、芽吹きから新緑へと移行中のため森の中は明るさが拡がっている
9:35 尾根道に入る 551 597m標高点から分岐している山梨岡神社への下降点は見つけられず、付近の尾根を探し、さらに大蔵経寺と山梨岡神社との中間尾根の登山道も探してみた、こちらも廃道化しているようだ
10:00 落石防止壁横 475 登山口から見えていた落石防止壁横にでた、この付近には工事用に使われたと思われる跡が残されていたが登山路は見つからなかった
さらに下降していると広い道に出たので、真っ直ぐ下降するのをやめて、ヤブに覆われた水平道を西にたどる
10:20 展望台 426 堰堤が切れている所に出たら、展望台だった
足下に拡がる甲府盆地を展望しながら昼食をとる
山神宮への分岐点 展望台から降りていったところが、山神宮への分岐点だった
11:05 駐車場 311 この後、物部神社、大蔵経寺を見物さらに山梨岡神社を訪ねた
物部神社 甲斐がねに咲きにけらしな
     あしびきの山梨岡の山なしの花
              能因法師
山梨岡神社 山梨と名がついていたので、山からここを訪ねようと考えていたが、ここへの下る道は見つからなかった、神社側にも登山標識はなかった、山中にあったガイドマップには道がしるされていたのだが?
ここの由緒書きには、ここの麓のヤマナシの群生林を切り開いて鎮座したことが山梨の地名発祥地と伝えられているという
能因法師の歌の石碑はこちらの神社にもあったかもしれない

登山マップ

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