2016年2月11日
御坂山系 三方分山
2~3日前の寒波で富士山の雪化粧が進んだと思い、御坂山系西端にある三方分山(さんぽうぶんざん)に登った。
しかし寒波は富士山の積雪を増やすことなく、御坂山地側に雨氷となって現れたらしい。
アセビの太い枝が折れ落ち、登山中に雨氷の塊が落ちてきた。
年月日 | 2016.2.11 |
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天候 | 快晴 |
コース | 精進湖-パノラマ台-三方分山-女坂-精進湖 |
メンバー | 薮田、残間、青木 |
行動時間 | |
感想、他 | 冬の山で二つの初めての危険を味わった。
積雪期の落石は初めてでブロック雪崩と違って前兆
がなかったので驚いた、これの要因も雨氷が岩を砕いたためであろうか? |
時刻 | 位置(標高m) | バロm | 記事 | 備考 |
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6:25 | 北杜市大泉発 | |||
7:30-50 | 精進湖 | 915 | ||
9:00 | 木の橋 | 1211 | 木柵がある沢を通過する直前に右上から落石があった 落ち着いたのを見計らって一人ずつ通過し、渡り終えた直後にさらに大きい落石があった |
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9:15 | 根子峠② | 1247 | ||
9:35-55 | パノラマ台 | 1315 | 1328mのピークは本栖湖への分岐点になっていて、パノラマ台は真直ぐのやや下がった所にあった ここは精進湖と本栖湖の分水嶺で三ツ峠山からの御坂山系と竜ヶ岳-毛無山の天子山系が見渡せた |
1328mから西の本栖湖側に千円札の富士山撮影地がある |
10:15-25 | 根子峠 | ここでアイゼン着用 | ||
11:25-50 | 精進峠③ | 1263 | ここから足もとに精進湖の駐車場が見える 急坂を登っているとき大きな雨氷がすぐ横に落下した、ヘルメットを付けていてもまともに当たったら怪我を免れなかった規模だ、ほとんど落ち切ったと思っていたが常緑のコメツガに残っていた |
下部町と精進湖畔と結ぶ峠 |
12:30 | 湖西山④ | 1418 | 峠から150m登って三等三角点がある頂きに到着、これといって特徴のない所だが小さな鉄製の祠があった | |
12:45 | 三方分山1422m | 1431 | ここも特徴のない平頂でカラマツとブナに覆われていたが
東の一部が切り開かれ富士山が望めた かってこの山が皇室財産に編入されたことを示す御料局の三角点が残っていた |
古関村、八坂村、精進村の境界を三等分している山からの名称 |
13:40-50 | 女坂⑤ | 1216 | 峠には頭のない地蔵と字が読みとれない石碑があり、付近は「風致保安林」に指定されていた 真直ぐの五湖山の道と別れ右折して降る 所どころに石積みが見られ、かっての往還道は手入れが行き届いていたことを偲ばせてくれる |
風致保安林:名所や旧跡等の趣のある景色が森林によって価値づけられているところ |
14:55-15:10 | 精進の大杉⑥ | 928 | 廃屋が目立つ集落の神社で幹回り10.5m、高さ40mの大杉を見学 | |
15:15 | 登山口に戻る | 906 |
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精進湖西の岸に駐車して金風荘横のパノラマ登山口から登る
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富士山が見えるアカマツの下で休憩
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木柵があるところで右手から落石があったが難を逃れる、一人ずつ通過する
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落石箇所のすぐ先にある木の橋
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同じ勾配が続く道にブナの大木が現れる
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融け落ちた透明の氷が道を覆っている、雨氷が昨日融け落ちたようだ
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根子峠からパノラマ台に向かう
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パノラマ台に到着、見事な富士山が前方に現れた
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ダイヤモンド富士で有名な竜ヶ岳とそれに連なる雨ヶ岳、毛無山が本栖湖の上に現れた
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パノラマ台から引き返して三方分山に向かう、左のピークが三方分山で右手が王岳
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雨氷はほとんどが落ちたが、かろうじて残っているのを見つけた
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湖西山への尾根道を行く
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湖西山が見えた
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精進峠は下部町と精進湖を結ぶ峠
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湖西山頂上に三等三角点と鉄製の小さな祠があった
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林の中にある三方分山頂上、ここで東に折れて女坂に向かう
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三方分山頂上からの富士山は左腰にあったコブが消えて美形の姿を見せた、下に精進湖が見える
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女坂に地蔵が祀られていて右左口(うばぐち)と精進湖を結ぶ峠になっている
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下山口の精進集落にある大杉の幹回りは10m以上という
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精進湖に到着