2021年7月18日(日)
八ヶ岳横断歩道東部 天女山~並木上A
八ヶ岳横断歩道は権現岳南腹を東西に帯状に付けられたコースで、標高1600~1700m付近にある。
そのうちの東部の天女山から八ヶ岳高原ラインの並木上Aまでを歩いた。
参加メンバーはここの山麓の標高1200~1000m付近に居住しているが、先ほどの熱海伊豆山の土砂災害の怖さを思い起こしながら、いわば浦山の自然を見つめる機会になった。
年月日 | 2021.7.18 |
---|---|
天候 | 快晴 |
コース | 八ヶ岳横断歩道東部 天女山~並木上A |
メンバー | 薮田、俵、残間、青木 |
行動時間 | 所要時間(休憩含む):6時間14分 沿面距離:9.7km |
感想、他 | 梅雨明け後の甲府に猛暑日予報がだされているなか、手つかずの天然林のなかは涼しかった。 |
時刻 | 位置(標高m) | バロm | 記事 | 備考 |
---|---|---|---|---|
7:10 | 並木上A | 八ヶ岳横断歩道を天女山から三味線滝まで一気に歩けないので、途中の並木上Aに下山するためここに1台駐車し、登山口の天女山に向かう | ||
7:30-35 | 天女山駐車場㉓ | 1540 | 梅雨明け後の日曜日のためか、駐車場は満車だった 天の河原に向かう |
位置の番号は現地登山標識に表示されている番号 |
7:55-8:05 | 天の河原㉑ | 1620 | 天の河原から快晴のもと、富士山、鳳凰三山、北岳、甲斐駒ヶ岳がすっきり姿を見せていた ここから権現岳・三ツ頭への道を少し行ったところから、左折して歩き出す |
|
8:30 | 小沢渡渉 | 1535 | シラカバが混じる広葉樹の木蔭道は心地よい、途中、一跨ぎで小沢を越す | |
8:40-45 | 尾根⑳ | 1590 | 小沢から緩やかな登りで尾根に到着、ここから馬頭観音を目指す 馬頭観音から派出している尾根を高低差200mの登りで、今回唯一の登山路らしいところだ |
|
9:35 | 馬頭観音下⑲ | 1779 | 直ぐ上に馬頭観音があるようだが見送って先へ行く、5分で⑱登山標識があって、付近にイブキジャコウソウとソバナが咲いていた、アオダモの翼果が赤みに染まって花のようだ | |
10:10 | 題目尾根下部⑰ | 1683 | 馬頭観音下から題目尾根を100m降って⑰標識に到着 ここから題目尾根の左山腹を登り返すように行くと崩壊地が現れた |
|
10:40 | 崩壊地 | 崩壊地にはトラロープが張ってあって回り込んで涸沢に降りた 斜面の樹木と笹はあたかも今、新緑を迎えているように輝いていた、付近にはバイケイソウが花を付けていた |
||
11:05-15 | 御神楽尾根⑯ | 1678 | 涸沢から腹を捲いて御神楽尾根に到着、⑯標識から尾根を登ったところに展望台があるようだが、これを見送って左に下降する | |
11:40 | 御神楽尾根下部⑮ | ⑮標識からレベル道を行くと⑭ツバクラ岩の標識に出た | ||
11:45 | ツバクロ岩入口⑭ | 1585 | 階段を降ってツバクラ岩の前に立つ、イワツバメが訪れるところからの名であろうか、ここはわが家の横を流れる宮川の源流部に当たるところなので興味深く見た この岩場をそのまま進めるか道を探したがなかったので⑭標識まで戻る |
10年前に訪れているのだが、道がなかったことを忘れていた |
12:15 | ツバクロ岩入口⑭ | 1585 | 元に戻ってツバクロ岩の上にある道を回りこんで、中尾根に向かう | |
12:40 | 中尾根⑬ | 1617 | 中尾根までの道のりは何回かジグザグ道を往復させて緩やかな勾配で登りやすい、これはやはりハイカーを意識した道づくりだったのかもしれない | |
12:55 | 横道分岐 | 1551 | 中尾根下降途中に西に分岐する横道があった、そこに注意書きがあり、次の⑫への道に通せんぼするかのように大きな丸太が置いてあった 6/25にこの下の⑫まで来ていて、その時のGPSが残っていたので、安心して丸太を越えて下降する |
注意書きを読み取れなかったが、⑫からの分岐道の替わりにこの横道を行きなさいということらしい |
13:05 | 三味線滝分岐⑫ | 1527 | 6/25に訪れた際にここから三味線滝・観音平への踏み跡が消えていたが、その替わりに上の横道が新たな横断道になったらしい | 本来ならここの登山標識を上に移動しなければならいことを理解した |
13:40 | 並木上A | 1342 | 前もって駐車しておいたところに無事下山 |
-
コロナ禍のなかであるが県外車で満車状態の天女山駐車場
-
標高1620mの天の河原、ここは三ツ頭・権現岳のコースでもある
-
甲府盆地の雲海上に富士山、今日は猛暑日の予想だ
-
天の河原からの展望も夏とは思えないすっきりした姿を見せてくれた
-
天の河原からの道は緩やかに降っていて、シラカバが混じる広葉樹林の道は涼しい
-
小沢を一跨ぎ
-
沢付近にキンレイカとサワギクを見る
-
馬頭観音への派生尾根に到着、ここから馬頭観音下まで標高差200mの本格的な登り
-
馬頭観音下近くでソバナとウスユキソウを見た
-
アオダモの翼果が赤みを帯びて花のようだ
-
イブキジャコウソウとナツノタムラソウ?が咲いていた
-
題目尾根を下降して、折り返すように北に向かってレベル道を行く、手つかずの森のなかは心地よい
-
岩崖の下がえぐられた崩壊地にトラロープが張られていた
-
崩壊地を迂回する斜面の樹々と下草は春の新緑のように輝いていた
-
バイケイソウが道に咲いていた
-
幹回りは3mに満たないが、巨木の風格があるテンカラ(天然カラマツ)に見惚れる
-
ツバクラ岩表示の⑭標識に到着、ツバクラ岩見物後ここに戻る
-
宮川源流部の岩崖記号がある所で、幅と高さもそこそこの規模の岩壁になっていた
-
ツバクラ岩から中尾根に向かう時の階段、梅雨時に集中的に降った雨に洗われたのだろう、踏み段が崩れていた
-
中尾根⑫標識近くのヤマボウシは6/24にみた時とあまり変わらずに花を残していた