202年6月16日(火)
大蔵高丸・ハマイバ丸・黒岳
大菩薩嶺と峰続きの大蔵高丸とハマイバ丸を訪ね、湯の沢峠に戻った後、白谷ノ丸と黒岳に登った。
今回は山梨百名山の大蔵高丸が目的地で、登山口の湯の沢峠からの登高差が100メートル強しかないため、かってないほど楽な登山になると思いハマイバ丸往復を計画したのだが、それでも時間に余裕があったため黒岳まで足を伸ばしてしまった。
年月日 | 2020.6.16 |
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天候 | 快晴 |
コース | 焼山沢林道-湯の沢峠-大蔵高丸-ハマイバ丸-湯の沢峠-白谷ノ丸-黒岳-湯の沢峠 |
メンバー | |
行動時間 | 沿面距離11km、所要時間(休憩含む)7時間 |
感想、他 | 湯の沢峠までの途中に大規模な伐採が行われていて、当然登山路近くまで人工林が迫っているだろうと思っていたが、稜線は手つかずの自然森に覆われていた。 |
時刻 | 位置(標高m) | バロm | 記事 | 備考 |
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国道20号線景徳院入口 | 国道20号線の景徳院入口から日川渓谷沿いに入り、やまと天目山温泉の先から右手の焼山沢林道に入った | |||
6:45-55 | 湯の沢峠駐車場 | 1665 | 焼山沢林道は湯の沢峠までほとんどが舗装されていて、終点の駐車場にはトイレがあった | 国道20号線から16km |
7:00 | 湯の沢峠 | 駐車場から奥に進むと縦走路に峠があり、右手に向かう すぐに動物除けの扉があって、ネットに囲まれた草原のお花畑にはウマノアシガタ、シロバナノヘビイチゴ、スズランなどが咲いていた |
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7:50-8:00 | 大蔵高丸 | 1781 | 山梨百名山標柱と富嶽十二景三番山頂の看板があり、肝心の富嶽は雲に覆われていたが、帰りには顔を出してくれた | |
縦走路 | 縦走路はほとんどギャップがなく、草原と樹林帯とが混じり合って心地よく稜線漫歩ができた | |||
8:30-55 | ハマイバ丸 | 1754 | 三等三角点の横に「破魔射場丸」の標識があって、不思議な山名の意味が分かった 頂上はミズナラ、ダケカンバに囲まれ視界がないため、縦走路の先まで行って大谷ヶ丸、滝子山を確認して戻る |
大蔵高丸と同じく、ここも富嶽十二景の三番山頂になっていて |
縦走路 | 気温が上がってヒオドシチョウが舞いだし、エゾハルゼミも鳴き出した、どちらも人の姿が近づくと逃げ去るのだが、遠くから息を殺して忍び寄り接写に成功した それにオトシブミのゆりかごもいくつか見られた 草原からの展望もよく南アルプスの全景を見渡せ甲斐駒ヶ岳、仙丈ケ岳、白根三山、塩見岳、荒川岳、赤岳、聖岳が確認できた |
甲虫のオトシブミのメスが木の葉を丸めて卵を産み付け地面おとしたのをオトシブミのゆりかごと言う | ||
9:35-45 | 大蔵高丸 | 1778 | 大分ゆっくりと散策して来たが、こんなにも早く戻ってきてしまった | |
10:10 | 湯の沢峠 | 1659 | もう少し縦走路に留まりたくて、黒岳まで行くことにし峠から反対側の急坂に取付く 今まで見なかったベニバナニシキウツギやニリンソウが現れた |
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11:00-25 | 休憩 | 1864 | 急坂200mを頑張って、見晴らしの良い草原に到着 先ほど辿った大蔵高丸・ハマイバ丸を見下ろしながら、三ツ峠山と富士山それに御坂山系の展望を楽しんで昼食 |
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11:40 | 白谷ノ丸 | 1927 | 草原にあるピーク | |
黒岳の広葉樹の森 | 白谷ノ丸を越した鞍部に大木のカエデやミズナラが広がり、しかも明るい森で下草まで日が届いていて気持ちの良い森になっていた、ここは山梨の森百選に指定されていた | |||
12:05-25 | 黒岳 1987.5 | 1985.8 | 10日前に大峠山(源氏山隣)の一等三角点に出合ったばかりだが、ここにも一等三角点があった 頂上のオオシラビソが倒れたままなので大峠からの尾根道の倒木は整理されないままのようだ |
黒岳は2018/12に大峠から登っていたが、一等三角点のことは忘れていた |
12:50-13:00 | 白谷ノ丸下のザレバ | 1901 | 白谷ノ丸からの下りで左手に踏み跡が見えたので辿ってみた、ザレバに岩があって雁ヶ腹摺山がよく見え、富士山側の展望も良いところだ | |
13:30-50 | 湯の沢峠駐車場 | |||
景徳院 | 武田勝頼ら50人がこの地『田野』で自害し、祀られた景徳院に立ち寄って帰る | 今年4月に岩殿山を訪れた際に、ここの城主小山田信茂が勝頼を岩殿城に呼び寄せておいて謀反を起こしたことを知った |