2024年2月28日(水)
平沢山(飯盛山)で雨氷に出会った
南岸低気圧がもたらした大雪が落ち着いたので、飯盛山を目指して出かけた。
しかし、登山口の平沢峠手前で車が吹溜りでスタックしてしまい、出遅れたたため飯盛山をあきらめ平沢山を往復した。
年月日 | 2024.2.28 |
---|---|
天候 | 快晴 |
コース | 大泉-国道141号-鉄道最高地点-平沢峠-平沢山(往復) |
メンバー | 薮田、残間、青木 |
行動時間 | 所要時間:3:25 沿面距離:3.8km 地形図:八ヶ岳東部 |
感想、他 | 現地の積雪は40~50㎝ほど、気温は零下7℃で冷え込んでいた。 |
時刻 | 位置(標高m) | バロm | 記事 | 備考 |
---|---|---|---|---|
8:00 | 北杜市大泉町 | 国道141号経由で、長野県南牧村の鉄道最高地点から南東の道路に入り、除雪済みの道を進んだが、途中で吹溜りで立ち往生してしまった | ||
8:50-10:25 | スタック地点 | 車が吹溜りに突っ込みスタックしたため、JAFに応援を求めた 待ち時間が長かったものの、ウインチで簡単に引出してもらって、平沢峠に向かうことができた |
前日にここで、3件のスタックが発生したとのこと | |
10:35-50 | 平沢峠(獅子岩) | 1459 | 峠の駐車場には30台ほどが停まっていて、寒波の後にもかかわらず賑わっていることに驚いた 峠からの展望はいつも見事だが、冷気のもとに広がる南アルプスと八ヶ岳の姿を見て、完璧な撮影日和に出会えたと思った |
平沢峠にあるトイレは冬期閉鎖 |
. |
登り尾根の積雪は40~50㎝ほどだが、アイゼンを付けずに登れた 樹木の梢は一様に光り輝いていて、枝に張り付いた氷から陽光を乱反射している もしや「雨氷」の出現⁉ |
気温零下7℃ | ||
11:20 | 御座山展望 | 1528 | 御座山を展望できるところで灌木の枝に垂直に氷が張り付いていて「雨氷」と確信した この先で雨氷の重みで折れた木があった 「雨氷」ウイキペディア 0℃以下でも凍っていない過冷却状態の雨が地面や木などの物体に付着することをきっかけに凍って形成される硬く透明な氷のこと 樹氷:白色不透明 粗氷:半透明 |
|
12:10-20 | 飯盛山への分岐点 | 1620 | 今回の計画では飯盛山に12時到着としていたものの、ここで12時を過ぎてしまった 取りあえずここから平沢山を目指し真直ぐの尾根道をゆくことにする ここの撮影ポイントで富士山を撮影 |
|
雪窓から北岳を望む | 1634 | 周りの木に囲まれた窓状の隙間から、北岳と甲斐駒ヶ岳を撮影した | ||
12:25-55 | 平沢山頂上 1653.2m | 1664 | 平沢山頂上で360度の展望をほしいままにして昼食をとる 昼になっても気温が上がらず山頂の樹々の雨氷も落ちないままで、東西南北に見える下記の山々を思う存分に撮影する 東方:金峰山・瑞牆山 南峰:富士山・茅ヶ岳・金ヶ岳 南西:甲斐駒ヶ岳・北岳・鳳凰三山 西方:八ヶ岳連峰北方:浅間山・黒斑山 このあとは飯盛山をやめて同じ道を下る |
|
14:10 | 平沢峠 | 吹溜りのスタックで1時間30分ほど遅い到着になったが、結局、雨氷は終日落ちることなく輝いていた 帰りはスタックした道を避けて帰宅した、道には雪が残っていなかった |
-
まず、平沢峠から八ヶ岳の権現岳、赤岳、横岳の展望に満足する
-
私たちの住まいに近い権現岳は格別の山だ
-
南西方向に展開する甲斐駒ヶ岳と鋸山、早川尾根
-
もうすでに多くの人たちが踏み跡を付けてくれていて登りやすい
-
梢にキラキラ輝いているのは雨氷か?
-
御座山(おぐらやま)を展望できるところに雨氷を見つけた
-
雪をかぶった樹木の間をひたすら登る
-
雨氷の表面に雪が付いて、重みに耐えている
-
飯盛山への分岐点は富士山の撮影ポイントだ
-
平沢山への尾根道に雪窓から北岳を覗く
-
雨氷に霧氷?が付いたように見えるが、白い部分は結晶構造でなく、しかも脆くない
-
平沢山頂上の灌木に垂直に張付いた雨氷
-
凍結付着した氷層が半透明に見えるが、雨氷に雪が付いたためだろうか?
-
枝に張りついた雨から反射光が見えた
-
雨氷と雪の重さに耐えられずに折損
-
平沢山頂上の標識、後方が金峰山
-
雪で覆われた樹木がモンスターに見える、後方は飯盛山
-
左に曲岳、右に茅ヶ岳・金ヶ岳を従えた富士山
-
平沢山から浅間山の山々を遠望
-
平沢山頂から南八ヶ岳をモノクロで撮影