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2023年8月7日~8日

苗場山

 古くからの山仲間の佐々木さんとともに苗場山を訪れた。
この山は私が2000m以上の山で初計画・初登りをした懐かしい山で、それから60年ほど経った。
その時は和田小屋経由だったので、今回の小赤沢コースは初めてだった。
 当時の記憶では山頂部の広さが1里四方、池塘の数は1000個、山頂に2つの山小屋があった。
現在の案内は山頂部がテーブル状に広がり、600haにおよぶ広大な湿原に3000個の池塘があるとしている。

登山記録

年月日 2023.8.7-8
天候 下部快晴、山頂部曇り
コース 小赤沢コース-苗場山 往復
メンバー 佐々木、青木
行動時間 11:20  登り6:00 登り沿面距離:6.2km 下り5:50
感想、他

 山頂部は雨水が浸透しにくい泥炭層に覆われているため多くの池塘があって、そこに咲くミヤマホタルイを水田の稲穂に見立てたのが苗場の名の由来とされている。
湿原植物のヒメシャクナゲ、タテヤマリンドウ、ナエバキスミレ、ワタスゲなどは見られなかったが、ミヤマホタルイ、キンコウカとイワショウブは盛期の姿を見せてくれ、尾根道にはタマガワホトトギス、オニシオガマ、ツルリンドウ、ツルアリドオシが咲いていた。

時刻 位置(標高m) バロm 記事 備考
5:30 新潟市発 新潟西IC=<関越自動車道>=越後川口IC=<国道117号>=津南町=<国道406号>=小赤沢
7日 8:30 45 小赤沢登山口 1253 登山口に広い駐車場があり、20台ほどが停まっていた
登り始めるとブナの大木が現れ、三合目の標識があった
登山口の右に清水が流れていた
三合目標高1310mの表示
9:40 45 クロベとゴヨウマツ巨木 1472 お互いの根を絡ませてすっくと立つ姿に惚れ惚れする
すぐ上部に四合目の標識が現れ、オヤマリンドウ、アジサイ、ツルアリドオシの花が咲いていた
四合目標高1470mの表示
10:50 11:00 五合目 1619 モミジカラマツが白い花をつけ、横のツバメオモトはるり色の実を付けていた
11:15 尾根屈曲点 1685 尾根を西向きに登ってきて、ここで右折して南向きに登る
11:40 鎖場 岩が混じる道に変って、クサリが現れた
ソバナ、オヤマリンドウが咲く
12:00  六合目 1763 タマガワホトトギスの花が多く咲いていて、ハリブキとオオバタケシマランは花から実に変っていた 六合目の高度表示1750m
12:10 鎖場 オニシオガマを見る
12:35  七合目 1810 この先にも鎖場が現れた 七合目の標高表示1810m
13:15 八合目 気温が上昇した中での急登は厳しい、早立ちをしなかったことに後悔した 八合目の標高表示1940m
13:25 草原に出る 急坂を登り切り、テーブル状の山頂の入口に到着したようだ
キンコウカに覆われた草原が展開し、池塘が現れた
草原上の木道は10㎝ほどの角材を4本並列させ、滑り止めに表面が刻まれている
13:50 九合目 2039 ハイマツが現れた 九合目の標高表示2000m
14:00 オオシラビソの森へ 森の手前から角材の木道から板敷に変った
荷物を吊ったヘリコプターが頭上に舞っていたが、荷下ろしをしないで消えた
途中出会ったヘリの関係者によると、視界不良のため引返したという
9合目付近の板敷部分を年内中に更新するとのこと
14:45 苗場山頂ヒュッテ 2150 受付を済ませた後、山頂へ
8日 6:40 苗場山頂ヒュッテ 2142 小屋周りを撮影して出発、山頂周りは雲に覆われていて見通せなかったが、少し下ると雲の切れ間に高層湿原が現れて、その広さに驚かされる
草原のキンコウカとイワショウブ、それに池塘の中にのミヤマホタルイが新鮮な花を付けて咲き誇っている
7:40 45 苗場神社 2071 小さな祠があって、その東に広がる草原もまた見ごたえがあった 
昨日登るときに白装束の修験者風の若い人に出会ったが、ここの管理のためと言っていた
8:55 七合目
10:50 11:10 クロベ・ゴヨウ 1489 クロベの本数は7本ほどあった
ここで昼食をとる 
このすぐ下にブナが現われ、樹相がかわった
11:50 登山口 1322

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