2016年6月27日
白峰南嶺 笹山(黒河内岳)
笹山は奈良田から標高差1900mあり、私にとって12~13時間ほど必要なコースタイムである。最近登山速度が遅くなる一方で日帰り登山は無理と諦めかけていた。
しかし日あしが延びている時に、早立ちで粘り抜いて見ようと思い実行した。
初めてのルートのため前日に下見をしておき、朝3時前に出かけて、笹山に10時に到着、北峰に寄った後15時半に登山口に戻ることができた。
年月日 | 2016.6.27 |
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天候 | 晴 |
コース | 奈良田-笹山-笹山北峰 (往復) |
メンバー | 単独行 |
行動時間 | |
感想、他 | 登山路は登り一方、降り一方のいわゆる棒尾根道で、かつ頂上付近まで森林限界を越えないため、途中の展望もままならずひたすら登り続けた。頂上で南アルプスの展望を期待したが塩見岳以外は雲の中だった。 |
時刻 | 位置(標高m) | バロm | 記事 | 備考 |
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2:35 | 奈良田発 | 831 | ヘッドランプをつけて早めに出発 奈良田湖を吊橋で渡り、第二発電所前を通って、第三発電所の横で右折して登山口へ、ここから杉林の中の手摺付きのジグザグ道を登る |
前日に山ノ神まで下見をしておいた |
3:10 | 貯水槽 | 尾根取付点に貯水槽があり、手摺はここで終わる ここから尾根上を辿る |
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3:25 | 山ノ神祠 | 1077 | 時々動物の動きを感じるが、ヘッドランプの明かりに入ってこないため正体は分からない 暗闇のなかをひたすら登る |
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4:05-10 | 1344米地点手前 | 1315 | 山の端が明るくなり、ブナ林の中に鳥の鳴き声が聞こえてくる ピークを越えた後はアセビが多い細尾根になって、その後ブナ、ヤマハンノキ、カエデ類が多い広い尾根に変わった |
4:15ヘッドランプOFF |
5:05-25 | 水場入口 | 1598 | 「水場入口」の標識に往復20分、1603mの表示があった ここで朝食をとる |
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5:50 | 笹山・奈良田の標識 | 1760 | 笹山へ方向を示す標識があり安心して登る 横浜から来たという人に追い越された |
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6:35-45 | 休憩 | 1957 | コメツガ、オオシラビソが目立ってきた | |
7:40 | 崩壊地 | 2252米地点の下に深くえぐられた崩壊地があり、ここから北岳の三角姿と白鳳三山を垣間見ることができた | ||
7:50 | 2256米地点 | 2253 | 「標高2256m」の標識がある | |
8:35-45 | シラビソ林 | 2417 | 細い幹のオオシラビソ林の中を行く しばらく登り2650m(GPS)でハイマツが現れた |
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10:00 | 笹山頂上2718.1m | 2717 | 山梨百名山の標識があり、そこには三角点がなかった | |
10:20-50 | 笹山北峰2733m | 2729 | 北峰の方が展望がよく、塩見岳がよく見えていた 蝙蝠岳と悪沢岳も一瞬見えたがすぐに雲に隠れ、他の南アルプスの山々も確認できなかった ガレキの横に、コケモモとシラタマノキの花が咲いていた トレールラン姿の人が現れ、大門沢小屋から縦走して来たという |
東海製紙名が入った頂上標識がある |
11:05 | 笹山 | 笹山を11:05に下降開始する | ||
12:10-15 | 2256米地点 | |||
13:40-45 | 水場入口 | |||
15:30 | 吊橋 |
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吊橋を渡った所にある第二発電所横に放水路があった:下見時に撮影
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第三発電所を右折して登山口へ:下見時に撮影
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尾根取付き点まで手摺がある急坂をジグザグに登る:下見時に撮影
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ヒノキとコメツガの巨木の根元に山ノ神があり、祠は崩れていた:下見時に撮影
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「水場入口」の標識に往復20分、標高1603mとある
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崩壊地からようやく外界を目にした、左に見えるのが笹山らしい
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崩壊地
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崩壊地から三角形の北岳と白鳳三山を確認できた
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崩壊地の上が2256米地点だった
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沢状をした窪地があり、数か所水が溜まっていた
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岩がある所を越えたらオオシラビソが極端に細くなった
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標高2650m付近でハイマツが現れた
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ようやく笹山頂上に到着、周りにヤブがあって視界は良くない
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笹山北峰からは視界が開け、塩見岳を間近に見ることができた
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笹山より15m高いだけだが、ヤブの背が低く開放された頂上だ
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北峰から笹山を振り返る、左手が登って来た尾根
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塩見岳と尾根続きにある蝙蝠岳は半分雲に覆われていた
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ミツバオウレン、ゴゼンタチバナ、ツマトリソウの三種の白花
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笹峰北峰頂上にあったコケモモ
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シラタマノキの花は終りかけていた、笹峰頂上