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2020年6月5日(金)

源氏山1827mと大峠山1907.6mに登る

 源氏山は小島烏水が明治41年に出頂ノ茶屋から早川に抜ける時に源氏山を見たという件があるので、興味を持って出かけた。
112年前に鰍沢から足馴峠経由で早川、白剥山、農鳥岳、間ノ岳、北岳、樺谷への縦走記録に思いを馳せた。
記録は「日本アルプス・小島烏水著」による。

登山記録

年月日 2020.6.5
天候 快晴
コース 増穂町-丸山林道-池ノ茶屋-源氏山登山口-大峠山-源氏山   2.5万図鰍沢、奈良田
メンバー
行動時間 沿面距離 13.3km 所要時間(休憩含む)7時間
感想、他

 古くからの足馴峠越えの道に替る現代の道が奈良田につながる丸山林道なのであろう。そこからいくつかの支線が分岐していて、その中に登山道がるため、林道歩きが7kmにおよび、山道歩きの6kmよりも長かった。
しかも歩き始めが降りからスタートというのも面白い体験だった。
林道歩きを一部避けたため植林地の保護ネットで遮られて遠回りしたが、その中に植えられたばかりのクリ、ミズナラの若木を見て、国土保全のための林業が確実に進められていることを、林道の開発、補修と合わせて実感した。

時刻 位置(標高m) バロm 記事 備考
増穂町県道42号線
長沢
富士川街道(県道42号線)の長沢からに西に利根川沿いの道を行き、平林から右手の丸山林道を行く
丸山林道は奈良田までの長大な林道だが、途中ゲートで閉鎖されていたため、丸山支線を北に向かい、池の茶屋線に接する所(1768m標高点)に駐車した
6:45-50 駐車地 1751 当初の駐車予定地は池の茶屋としていたので、そこを目標に下降開始、途中近道と思った林道は新しい植栽地にネットが張られていて行けず、ネット沿いに回り込んで到着できた 数台駐車可能
7:50 池ノ茶屋 1674 池の茶屋から丸山林道を行くと林道足馴峠線のゲートが現われた
8:00 源氏山登山道入口 1701 足馴峠線ゲートに「源氏山登山道入口」の標識を初めて目にし、ほっとした ここまでは源氏山の登山標識は一切見当たらなかった
8:35-45 源氏山登山口 1676 ゲートから1.6kmほど未舗装の林道を行った所に、源氏山登山口があった 
そこは昨年10月の台風19号の災害復旧工事現場になっていた
法面崩れを補修中
9:10 大峠山分岐 1819 きれいな山道を辿って、峠ふうの十字路に到着 
ここから大峠山に向かう、一等三角点の山で源氏山よりも高いのでぜひ登ろうと思っていた
9:40-50. 大峠山 1907.6 1906 途中崩壊箇所があり、土砂とともに喬木が薙ぎ倒されたところがあった、台風19号によるものらしい 
山頂には一等三角点の標石、昭和27年強歩大会の石碑、手書きの大峠山の標識があった、山頂のまわりは新緑の樹々に覆われていて展望はなかった
10:05 大峠山分岐 1824 大峠山から戻り、源氏山に向かう
10:25 足馴峠分岐 1743 しばらく下降して鞍部に到着、今も出頂ノ茶屋跡(源氏山の西方)と足馴峠の道が交差しているところで、小島烏水が明治41年に越えた
『デッチョウの茶屋の前で・・・四方の切れた谷を隔てて、近くに古生層の源氏山をみる』のくだりがあり、雨よけに油紙、ワラジ履きの一行の姿に思いを馳せた
小島烏水著「日本アルプス」白根山脈縦断記に 鰍沢-出頂ノ茶屋-早川-白剥山-白根三山と歩いたとある
11:05-40 源氏山 1827 1828 頂上直下に白花のヤマイワカガミ(シロバナコイワカガミ?)を見つけた 
頂上には山梨百名山の標柱があって、ダケカンバ、カエデ類にコメツガ、シラビソに囲まれて展望は効かなかった
ヤマイワカガミかシロバナコイワカガミかよく分からない
12:50 源氏山登山口 1699 登山口に降りた後は、足馴線峠-丸山林道-池の茶屋線を忠実に辿って駐車地に到着
13:20 駐車地 1702

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