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2020年10月27日(火)

山名にひかれて新潟県北にある『 日本国 』を訪ねた

 新潟県北にある日本国という名の山が気になっていた、母の介護のため新潟に帰省していた機会に新潟の山仲間の案内で訪ねた。
この山は標高555mの低い山だが、日本国と名付けられた由来に興味がそそられるが、飛鳥時代にさかのぼるのと、江戸時代のものと諸説あると説明書きがあった、わが国の名の源につながらなかったがいい名の山と納得した。
登山口は旧出羽街道筋の小俣宿にあって、各家に屋号が記された大きな表札が掲げられていて、江戸時代の面影を残していた。

登山記録

年月日 2020.10.27
天候 曇り
コース 府屋-小俣集落-日本国登山口-松ヶ峰広場-蛇逃峠(東屋)-日本国-蔵王堂-小俣集落
メンバー 佐々木、青木
行動時間 4時間35分、7.2km
感想、他

 小俣小学校が廃校になって集落人口も減っていると思われるが、山の中の施設の山小屋、展望台、ベンチ、登山標識など整っていて、地元に愛されている山だという印象を持った。
山は杉の植林も見られたが、見事な雑木林に覆われていて、特にブナの林が美しかった。日本海の冬の風をまともに受けるところだが、ブナの木立は真っ直ぐで、肌もきれいで美人の森の感があった。
今年のブナの実が不作で見当たらず、例年になく多くの熊の被害があるのがうなずけた。

時刻 位置(標高m) バロm 記事 備考
7:50 新潟市 新潟市から日本海東北自動車道を行き、中条IC経由し、朝日まほろばICまで利用
国道7号線に出て府屋の北に流れる大川にかかる府屋大橋を渡って右折、8kmで登山口がある小俣集落に到着した
中条ICまで有料、このあと朝日まほろばICまで無料
8:50-9:00 小俣集落 駐車地 10
 故障? 実際は100mある
旧小学校の敷地に駐車して、目の前の登山口から登り始める 下山後のバロメーターは107m
9:15 ラジウム清水 杉林の急坂道を登って直ぐの所に清水が湧き出ていた、柔らかい水だったがラジウムの性だろうか
9:50-10:00 松ヶ峰広場 311 ベンチが置いてある広場、杉林から雑木林に変わったが、紅葉には早すぎた
登山路点検に来ていた地元の3名の人と前後しながら登る
10:15-25 沖見休憩所 397 初めて展望が開けた場所の名が海言葉の「沖見」に驚く、確かに粟島が見渡せた、府屋の町も確認できる
10:45-55 蛇逃峠(東屋)
じゃのげ峠
460 立派な東屋があって、蔵王堂コースが分岐している
ここから遠く雪をかぶった山が見えたのは朝日連峰だという
10:55 鷹待場 ここの看板よると「堀切峠の西、出羽、越後の水落分に鷹待場の跡御座候」の記録があり、ここで生捕りにされた鷹を徳川家治10代将軍に献上した際に「とれた山は今後日本国と名付けよ」とされたことが日本国の由来の一つになったとある
11:15-50 日本国山頂 555 554 頂上には山小屋と展望台があって、展望台に『日本国』の名の由来が書かれていた
鷹待場の由来のほかに飛鳥時代の崇峻天皇の第一皇子の峰子王子が飛鳥の都から越の国の最果てに来て、晩年この山に登って故郷飛鳥の未申の方位を指して『これより彼方は日本国』と名付けたことによるとある
山頂からは粟島と佐渡ヶ島が望め、さらに鳥海山も見えていた
頂上から山形への道が分岐していたが、廃道に近いという
12:10 蛇逃峠(東屋) 471 ここまで引き返した後、蔵王堂コースを下降する
登りとは違って急坂で慎重に降る、ここではホウの葉が道一杯に落葉していた
イワウチワとツバキが所々に見られたが、きっと花期は見事だろう
13:00 蔵王堂 格子戸から覗いたら、片足だちの蔵王権現が見えた
ここの由緒書によると大阪夏の陣に従軍した郷土の若者が帰路吉野山の蔵王堂から護持したものを祀ったとある
13:05 蔵王堂登山口 116 鳥居が建っている登山口に下山後、小俣宿の面影を残す町並みを歩く、ほとんどの家の玄関に屋号をしるした表札が残されていた
13:25 駐車地 107 到着時の駐車地の標高はGPS10mになっていたが、107mが正しい

登山マップ

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