2024年5月2日(木)
高陽山から飯豊山を展望
残雪期の飯豊山を眺める目的で、福島県西会津町にある高陽山を訪ねた。
古くからの山仲間で、飯豊山をともに駆け巡った佐々木さんからの強い勧めがあって、今回ようやく念願がかなえられた。
年月日 | 2024.5.2 |
---|---|
天候 | 晴 |
コース | 磐越自動車道・津川IC-国道49号-磐越西線・徳沢駅-奥川郵便局-高陽山登山口-高陽山-飯豊山展望地 (往復) |
メンバー | 佐々木、青木 |
行動時間 | 沿面距離:8.5km 所要時間:6:50 |
感想、他 | 標高差700mほどの山を3時間半掛けて登ったが、後半の急こう配はきつかった。 |
時刻 | 位置(標高m) | バロm | 記事 | 備考 |
---|---|---|---|---|
8:20 30 | 駐車場 | 実際は413m グラフ表示の540mは不調 | 国道49号から国道459号に入り徳沢駅と奥川郵便局を経由して高陽根(かやね)地区に入り、砂防ダム下にある駐車場に到着 | ウワミズザクラとヒメシャガが駐車場付近に見られた |
9:30 | 十五夜沢 | 618 | 砂防ダムからの山道は緩やかな登りが続き、道横にワラビ、クサソテツ(コゴミ)、コシアブラなどの山菜が見られ、小沢にはサワグルミの大木が多く見られた | グラフは出発点の高度が狂っているので、下降側の傾斜を参考にしていただきたい |
9:40 | 県界尾根が見えるところ | 視界が開けて新潟との県境尾根が現れた、尾根の右手東に高陽山がある | ||
10:05 | 急登の尾根 | 734 | 今まで緩やかな登りが続いてきたが、「清流あり、急登」の看板が現れて急こう配の尾根に取付く、すぐにトラロープが3カ所に現れ、この後もストック頼りの登山になった | |
11:00 | ブナの森 | 973 | 登山案内図に「標高940m・ブナの原生林」と表示されていて、この手前から原生林が始まっていたらしい、結構大木が混じっていた ブヨにまとわりつかれながらの辛い登りが続く |
|
11:50 | 高陽山山頂 1126.5m | 1136.7 | 小さな石祠があったが、何も祀られていなかった 二等三角点があり、山頂標識は幹の高い位置にあり、5~6mほどの高さだろうか? ここから北の飯豊山展望地に向かう、残雪が少ないためヤブが出ていたので避けながら行く |
山頂標識の高さから、ここがいかに豪雪地帯にあるかを認識させられた |
12:00 35 | 飯豊山展望地 | 1133 | ブナの大木の芽吹きのなかから視界が広がり、飯豊山・御西岳・大日岳の主要ピークとそれに連なる尾根が展開した 若い時にホームグランドとして残雪期、厳冬期、沢登りで駆け巡った山々がそこにあり、懐かしさいっぱいになった |
|
12:55 | 高陽山山頂 | 1136.5 | 『飯豊の春山を愛でる』目的を充分堪能して、引返す | |
13:20 | ブナ林 | 989 | 長年の登山でも経験したことのない急坂の降りに緊張する、初めてストックの石突プロテクターを外して、慎重に下降する | |
14:20 | 急登尾根取付き点 | |||
15:45 16:00 | 駐車場 | 409 |
-
集落にある登山案内図、橅の原生林940M, 県境尾根、砂防ダムなどが表示されていた
-
奥川地区から高陽山を望む、国道459号の標識が見える
-
砂防ダム上からの山道にワラビ、クサソテツ、コシアブラなどの山菜が見える
-
山道を小沢が縫って走り、橋がない所は渡渉する
-
十五夜沢の看板がある所、このまわりは萌黄色に染まっていた
-
視界が開け前方の尾根が県境尾根らしい、高陽山は右手方向に当たる
-
シダに囲まれて咲くオオナルコユリ
-
チゴユリ
-
白花を付けたヒメイカリソウ
-
ヒメアオキが花を付けていた
-
ミツバツツジと同じ紫色をしたムラサキヤマツツジ
-
タムシバの花はそろそろ終わりを迎えていた
-
イワウチワの群性を楽しみにしていたが、すでに盛期を終わっていて花を付けていた数株を見つけた
-
急登開始の尾根入口に「清流あり・急登」の看板があった
-
ブナの原生林、手つかずの森には大木が多かった
-
山頂で記念撮影、高陽山の標識は後ろの幹の大分高い位置にあった
-
山頂から北の飯豊山展望地に向かう、残雪が少なくヤブを避けながら行く
-
たしかに見事な展望地だ!飯豊の最高峰の大日岳から飯豊山まで一望
-
大日岳の雄姿
-
山頂周りのブナの芽吹きも見事だ!