2024年11月13日(水)
浅間山展望の黒斑山(くろふやま)へ 2404m
浅間山の外輪にある黒斑山に登った。浅間山は噴火警戒レベル2で火口周辺の立ち入りが禁止されている。
雲海を抜けた車坂峠からは雲上の人となって、表コースを登りながら八ヶ岳連峰・富士山・北アルプスの展望を楽しんだ。
外輪にある槍ヶ鞘・トーミの頭で浅間山を間近に観察して満足した。
年月日 | 2024.11.13 |
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天候 | 快晴 |
コース | 浅間サンライン=車坂峠-黒斑山表コース-槍ヶ鞘-トーミの頭-黒斑山頂上-中コース-駐車場 |
メンバー | 3名 |
行動時間 | 沿面距離:7.3km 所要時間(休憩含む):6:35 |
感想、他 | 浅間山の外輪にたどり着いたとたんに広がる浅間山は美しく、噴煙も穏やかで、とても噴火警戒レベル2にある山とは思えなかった。 |
時刻 | 位置(標高m) | バロm | 記事 | 備考 |
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6:30 | 北杜市大泉町 | 国道141号・中部横断自動車道・浅間サンライン・チェリーパークラインを通って、車坂峠に到着 | ||
8:10-20 | 車坂峠・駐車場 | 1925 | 高峰高原ビジターセンタ-の背後にある、広い駐車場はほぼ埋まっていた | トイレは高峰高原ホテル側にある |
9:20 | 表コース登山口 | 鳥居と祠がある山の神から登り始める コケモモ・シラタマノキ・ゴヨウマツに石が配置された小庭園風のなかを行く、立派なアズマシャクナゲは花芽を付けて来年に備えていた |
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9:20-30 | 休憩 | 2065 | コメツガ、シラビソの多い尾根上の道を行く、所々南側に展望が開ける | |
10:45 | 避難シェルター | 2290 | ドーム型の避難シェルターが用意されていた 2014年御嶽山の悲劇が思い出される |
同年9月の御嶽山噴火で死者58人、行方不明者5人 |
10:50-11:05 | 槍ヶ鞘 | 2295 | シェルターの先を登り切ったところが槍ヶ鞘のピークで、ここにいきなり浅間山が現れ、これを囲んでいる山体崩壊でできたカルデラ壁が一望のもとになった | |
11:30-40 | トーミの頭 | 2320 | 少し下って、登り返した岩峰がトーミの頭で、ここから垂直にへずられた内壁が、黒斑山・蛇骨岳・仙人岳・鋸岳へと続いていた | |
12:10-40 | 黒斑山頂上 2404 | 2395 | 黒斑山へはカルデラ壁の上に道があり、直ぐ横が垂直壁になって落ち込んでいるが、シラビソ林と隣り合っているので恐怖感はなかった 黒斑山頂上からは浅間山の火口が見えて、かすかに噴煙を上げていた |
この道が群馬と長野の県界になっているが、火山観測カメラの位置は群馬県嬬恋村になっていた |
13:20 | 中コース分岐 | 2283 | 槍ヶ鞘への鞍部途中にある中コースから下降する、沢沿いの道であるが水流はなく、涸沢が道になっていた 火山灰で吸水されてしまうのだろうか? |
ここは八ヶ岳や富士山と同じく大きな沢に成長できなかったようだ |
13:50-14:00 | 休憩 | 2148 | 林は徐々に幹周りが大きくなってきた、頂上付近の幹はあんなに細かったのに 涸れ沢の道は深くえぐれてきた、雨が多いと沢になるのだろう |
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14:45 | 駐車場 | 1964 | 駐車台数が大分減っていた 快晴のもとで無事下山できたことに感謝して帰宅する 登ってきた際は雲海に包まれていたチェリーパークラインの黄金色に染まるカラマツを撮影 |
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車坂峠の駐車場はほぼ埋まっていた,県外車が多いのは日本百名山ねらいの人たちだろうか
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山の神の鳥居と祠にお参りしてから出発
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黒斑山の表コース登山口の標識
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小灌木と岩が和風庭園の趣を見せていた、この横には背の低い五葉松も彩りを添えていた
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二抱えもあるコメツガの大木が根元にまで大枝を伸ばしている姿は珍しい
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昨年8月に登った篭ノ登山を外から眺められた
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篭ノ登山側に見えた北ア穂高岳・槍ヶ岳、これ以外に鹿島槍ヶ岳・白馬岳を視認した
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こんなに多くの山々をみることができたことに感謝!
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八ヶ岳はいつも南側から見ているが、今回は北側からの眺め、甲斐駒ヶ岳がこの位置にあるのが意外だった
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最近は火山活動が活発なので、このような避難シェルターがあることに安心感がある
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槍ヶ鞘で展望が開け、浅間山を目の当たりにする
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牙山(きっぱやま)から岩尾根が続き、右が剣ヶ峰のようだ
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浅間山の成り立ちによると、黒斑山が浅間火山の中で最も古かったが、今は山体崩壊でできたカルデラ壁の上にある
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トーミの頭の背後は垂直の壁になっていて300mほど落ち込んでいる
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カルデラ壁は底から垂直に350mほどの高さ
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黒斑山頂上はシラビソの林の中にあるが、東の浅間山は望める
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記念撮影
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シラビソ林のなかの涸れ沢の道を行く
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来るときは雲海の中だったチェリーパークラインは、帰りには陽が当たりカラマツの黄葉が輝いていた
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少し散り始めていたが、黄金色のカラマツはみごろだった