2024年9月8日(日)
入笠山の大阿原湿原と入笠湿原を訪ねて
花をもとめて、入笠山にある湿原を訪ねた。膝を痛めてしばらく山行きを断念していた家内が,久しぶりにリハビリをかねて同行した。
大阿原湿原(おおあはらしつげん)と入笠湿原の、夏のお花は盛期を過ぎていた。大阿原湿原は初めて周遊したが、3万年前に形成されたという高層湿原は乾燥が進んで、湿原のなかに樹木が侵入してきている様子を目の当たりにした。
年月日 | 2024.7.8 |
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天候 | 快晴 |
コース | 長野県富士見町=大阿原湿原=入笠湿原=入笠山 地形図:信濃富士見 |
メンバー | |
行動時間 | |
感想、他 | お花は入笠湿原の方が圧倒的に種類が多く、ゴマナ、エゾリンドウ、ウメバチソウなど咲き誇り、サワギキョウ、ノコンギク,マツムシソウなどを見ることができた。 |
時刻 | 位置(標高m) | バロm | 記事 | 備考 |
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6:55 | 大泉を出発、富士見町経由 | 富士見町経由で林道を上がり大阿原湿原の駐車場に到着 | ||
7:40 | 大阿原湿原入口 | 1785 | 湿原には観賞用の遊歩道が整備されていたので、ゆっくり周遊した <大阿原湿原>散策ガイドの説明 入笠山の南方、標高1810mの高地に広がる約12ヘクタールの湿原。約3万年前に形成された地質で秩父古生層に属している。湿原としてはすでに乾燥度が高く、老年時代に入っているため、植物層も低木が侵入しており、尾瀬ヶ原湿原などに想像される湿原の状態ではない。 |
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7:4--8:35 | 大阿原湿原周遊 | 湿原で見かけた樹木、植物ほか シラビソ、ズミ、マユミ、シラカバ、アケボノソウ |
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8:50-9:30 | 入笠湿原 | 1750 | 入笠山麓の標高1734mにあり、面積約1.85ヘクタールの高層湿原で、山彦荘から湿原を周遊した。 ここで目にした植物 ゴマナ、ノコンギク、エゾリンドウ、サワギキョウ、ウメバチソウ、ベンケイソウ、マツムシソウ、ミゾソバ、ツリフネソウ、キツリフネなど |
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9:45 | 御所平登山口 | 1791 | ここから入笠山山頂へ向かう | |
10:25-11:15 | 入笠山往復 | 1954 山頂 | 登山口から岩コースを上り、迂回コースを下る 山頂は大勢の登山者で賑わっていた |
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11:40 | カゴメ野菜生活ファーム | 入笠山山麓にあるカゴメ野菜生活ファームで食事後帰宅 |
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大阿原湿原入口はコンクリートほそうだったが、すぐに木道に変わった
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湿原の広がり、後方に電波塔が見えた
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木道横に針葉樹と広葉樹が進出
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ズミの実は未完熟で赤くなかった
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シラビソにたかるように張り付いていたサルオガセ。この地衣類は菌類であるが藻類と共生していて、シラビソから栄養をもらっていないため、親木を弱らせることがないようだ
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アケボノソウ(リンドウ科)花弁に黒紫色の斑点がある
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ハナイカリ(リンドウ科)
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湿原に細い水流が見られるが、乾燥化が進んで樹木が侵入してきて、最後は森になってしまうのであろうか
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湿原の際はシラビソ林に覆われている
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シラビソ林の中の水流と苔
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シラビソ林の中の木道
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木道も苔むしていた
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入笠湿原に移動して、まず目立ったのはゴマナ(キク科)だった
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入笠湿原、後方の建物が山彦荘
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サワギキョウ(キキョウ科)
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エゾリンドウ(リンドウ科)
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ミゾソバ(タデ科)
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マツムシソウ(マツムシソウ科)
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ベンケイソウ(ベンケイソウ科)
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入笠山山頂は賑わっていた